2021年10月9日土曜日

猿酒とは

一針に百徳着物願い込め(無季句)
悦びの下ごしらえや秋高し
半切をまたぎ伸ばす背秋日和
レム睡眠めくパラドキシカルな秋 
謂れあり紅白競う彼岸花

1分季語ウンチク 猿酒(さるざけ)

この二文字で「ましら酒」と読むこともあります。
4音が使いやすいか?5音が使いやすいか?
それぞれの状況にあわせて使えます。
猿が木の実をとって木のうろや岩の窪みなどに溜め込む。
その溜め込んだ木の実たちが
雨や露を吸っていって発酵しお酒になっていく。
というそういったものが
「猿酒」になってくるんですねぇ。
やや、伝説的なというか浪漫に近いような
そんな季語でもありますね。
本当にこの季語をみたことが有る無しに関わらず
結構俳人的には人気の季語
作ってみたくなる一句、やってみたくなる、 
そんな季語でもありますねぇ。

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