形容詞多き反逆児は流星
天高しまだあの人の残光が
秋の朝談志の藝に見る余韻
余剰エネルギーの放出残菊
笑いとは緊張と緩和清秋
NHK短歌 題「ペット」
選者 大森静佳 ゲスト 秋山寛貴 司会 有森也実
冒頭の短歌
クレオパトラの子孫のような猫がいた屋上に前髪をそよがせ
大森静佳
秋山寛貴さんの短歌
「拳一つ」今も閉じられぬ夜のドアいまにも君が顔出しそうで
あの子ならこうしていたねと笑い合う今はなき猫なお福招く
秋山寛貴さんのために作った大森静佳さんの短歌
秋風がやさしい腕をまんべんなくひろげる場所できみは育った
あき や ま ひろ き
このように名前を入れて詠んだ句を「折句(おりく)」と言うそうです。
今週のお気に入り
椋鳥に命名すれば西窓が鍵のかからぬ鳥籠となる
神奈川県川崎市 山口正剛
今、読みたい短歌
纖(ほそ)き月眸に宿りわが飼へる木菟(みみづく)は高貴なる計算をせり
葛原妙子
ポイントで改作
(元歌)夕焼けで長く伸びてるわが影の中で戯れる愛犬チョコ
改作ポイント①
犬のチョコ□夕焼けに長く伸びゆくわが影のなか
「戯れる」を別の動詞で表現するなら?
有森也実
犬のチョコロンド奏でる夕焼けに長く伸びゆくわが影のなか
秋山寛貴
犬のチョコ踊るステップ夕焼けに長く伸びゆくわが影のなか
大森静佳
犬のチョコ小さく跳ねる夕焼けに長く伸びゆくわが影のなか
改作ポイント②
気持ちを動詞で表現しよう(行動)
跳ねまわるチョコのからだを夕焼けに伸びてゆくわが影は□
有森也実
跳ねまわるチョコのからだと夕焼けに伸びてゆくわが影はとろける
秋山寛貴
跳ねまわるチョコのからだを夕焼けに伸びてゆくわが影は包み込む
大森静佳
跳ねまわるチョコのからだを夕焼けに伸びてゆくわが影は抱きしむ
ポイントはイメージに気持ちを託す
愛の「まなざし」を生かすには動詞に愛を込めよう。
さっぱり解りませぬ…。なんだかなぁ~。
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