2021年10月26日火曜日

紅白俳句合戦と立石大河亞の言葉

行く秋や残った癖の愛おしく
「ここを去ること遠からず」照紅葉
浄土は足下に紅葉かつ散る
農村で育った女秋を描く
慈愛満つ沈黙の中薄散る

【紅白俳句合戦】第二回 紅白俳句合戦
皆さんに審査員のジレンマを味わって欲しい

鶏のゆかへ上りぬ秋のくれ   正岡子規
土間に人畳の上に羽抜鶏(はぬけどり)   岸本尚毅

夏井いつき組長は岸本直樹先生の俳句に
僅差で旗を挙げると…。本に記してあるそうです。
しかし64歳になり読み返すと正岡子規の
俳句の良さをしみじみ嚙み締めておられるとか…。
状況としては似ていますが、季語及び
やろうとしていることが違っていて味わいも違う。
どっちも良いのですが、そのジレンマを
楽しんでいただき味わって欲しい。

私は正岡子規に一票です!
奥行きが感じられるからです。
写生から言葉では表現できない
何かがそこにあるからです。

■立石大河亞 曰く
「大人になるってことは一つのことを
 違った角度から見れることだと思うんです。
 でも、中々大人になれない。
 それを見るためのいろんな角度の鍵を
 持っていることが必要で
 僕らがやんなきゃいけないことは
 新しい鍵を作って見せてあげる
 という気がするんです。」

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