2021年10月30日土曜日

待ち合わせで一句

ふわっふわ秋に埋もれたエゾタヌキ
(2021年秋)ブレークスルー感染へそぞろ寒
イスラエル・インドの後追いか寒露
いずこも同じ菊人形「天を衝く」
執心の鬼滅や五輪菊人形

プレバト纏め 2021年10月28日
待ち合わせで一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
伝言板くせ字も愛し秋うらら
添削(少々雑。「も」も不可。季語もとってつけたような)
秋麗やくせ字愛しき伝言板

永世名人への道
藤本敏史
背にホルンケース秋寂(さ)ぶのハチ公前
(「秋寂ぶ」とは去りゆく秋を惜しむ思いの季語。
 作者の意図通りに言葉とリズムが整っている。
 「背に」の位置が良い判断。)

特待生昇格試験
千原ジュニア
夕月夜名の無き猫と君を待つ
添削(君は省いた方が良い。季語が効果的でない。)
まだ名前なき猫待つ夕月夜

1位 小倉優子
紅白帽脱いで焼きたて林檎パイ
(林檎パイの季語問題。栗の傍題にマロングラッセはある。
 「スポーツの秋、食欲の秋」というニュアンスが出ている。
 この句のどこが待ち合わせなのでしょうか?疑問!)

2位 神谷明采(あさ)
来ぬ君を金木犀の香に赦す
(季語の選択にそつがない。)

3位 薬丸裕英
待ち合わせカフェが満席初冬かな
添削(三段切れ、「が」は「は」に。「かな」が効いてない。)
待ち合わせのカフェ満席冬はじめ

4位 宮田俊哉
ハチ公を挟み会えずの冬隣
添削(「季が動く」という典型的例。説明的。)
ハチ公を挟み冬隣の苦笑
ハチ公を挟み冬隣の不覚

次回のお題「富士と紅葉」

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