2020年3月18日水曜日

俳句王国 山梨県富士川町

朧月 何の報せぞ 電子音
春菊や 季節の味の てんこ盛り
遍路道 人目に触れず 咲く菫
春の夢 諦めないで 追いかけて
つつましく 生きて捨てられ 春を生く

俳句王国が行く より
番組冒頭、夏井いつき先生の教えがありました。
味とか舌触りをどう表現するか?
比喩には直喩(=~のようだ、~の如く)
    暗喩(=●●は◆◆だ)がある。

番組の中で紹介された俳句を記しておきます。

春雷や 「早く寝ろよ」と みみ掴み  ビビる大木

俳句にはストーリーは要らない。
よって「早く寝ろよ」は要らない。
みみ掴みは良い。
場面の味だけ感触だけの描写だけで良い。
腹をくくらないとこのような俳句になる!と夏井いつき先生。

母のみみ 噛みてじんわり 雪解川  矢部太郎
母のみみ 噛んでじんわり 雪解川  矢部太郎

里の雪 熱耳孔を つつと舐め  壇蜜
里の雪 熱耳孔を つつと舐め  壇蜜

つばくらの 天を番(つが)える 梯子かな  兵藤輝
陽春や ハレを明るき 旅の裏  俳句仮面

くずかごに 通知投げ入れ 二月尽  壇蜜
つくし山盛り 煮たらちょっとに なりました  矢部太郎
しゃぼん玉 全校の名を しってをり 兵頭輝
サッチャーと あだ名されしころ 春隣  伊藤啓子
風呂の栓 抜きてみている 春夕焼  秋山美弥子
梅だけが うなづいて下さる 祝辞  俳句仮面

やはり、壇蜜さんはお上手ですね…。
独特の世界観を構築されているような…。
中々、あれだけ詠めないのではないでしょうか?
私も自分の世界が持ちたいと思いました。
やはり俳句は五七五が一番美しいですね。
字余り字足らずは歪?居心地が悪いような…。

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