2020年3月10日火曜日

私的年間俳句短歌大賞

折り紙や 無限の宙へ 託す春
あるものはなき なきもの描く 涅槃雪
諦めず 続けることや 春北斗
ゆるり着た 春セーターの 中は揺れ
寄生虫 流行りて名指し された日々

NHK俳句で年間で好きだった俳句が紹介されていました。
そこで私の好きだった俳句を記しておきます。

若冲の 鶏玉ねぎを 蹴散らせり   種子野哲雄
要するに 今や蛙の 目借時   小川美津子
中辛の 思はぬ辛さ 漱石忌   折戸洋

NHK短歌で年間で好きだった短歌も記しておきます。

寒空を ラインダンスの ごと踊る 
干大根が 風を蹴とばす   谷澤紀男

私はくすっと笑える句が好きなようです。
文学的に優れた句より笑える句のほうが…。
笑える俳句を目指し頑張ろうと思いました。
これも単に長嶋有先生・岸本尚毅先生のお陰です。
ウイットに富んだ句は難しいですが
それこそが私の目指す道だと解ってきました。
現実をそのまま写生しても楽しくありません。
ちょっと視点を変えてポジティブに詠んでいきたいと…。

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