2020年3月14日土曜日

絆創膏で一句

春雨に 打たれ山から 春烏
渡航拒否 されて円高 春の怪 
恥知らぬ 人多くして 春の闇
自分本位の 思考蔓延る 春の陰
心なくして 作り笑顔や 春の道

プレバト纏め 2020312
春の俳句タイトル戦「春光戦」予選会 Bブロック

絆創膏で一句

1位 千原ジュニア
顔面骨折 カニューレの接ぐ 春の朝
(「接ぐ」と淡々と言い切ったところが良い。
 春の朝は再生への希望になる。)

2位 中田喜子
テーピングの足 春泥を撥ね上ぐ
17音の破調。文語にすることで勢いが削がれた。
  口語の方が生々しかった。口語には勢いがある。)
テーピングの 足春泥を 撥ね上げる

3位 千賀健永
稽古場の 靴擦れの血豆 春の雨
(臨場感がある。傷を癒す季語。実体験は強い。)

4位 松岡充
春の星 ギターケースに 絆創膏
(青春性を感じる季語。
 若者の挫折。再び立ち上がる力が感じられる。)

5位 北山宏光
入学式 絆創膏に 母の頑張れ
絆創膏に 「がんばれ」の文字 入学式

6位 三遊亭円楽
明くる朝 接木に孫の 絆創膏
(絆創膏を貼ったのが子供と解らせる描写。)
接木には アンパンマンの 絆創膏
     ウルトラマンの
     月光仮面の

7位 馬場典子
逃げる春の鱚 残る指の傷
(季重なり。春と夏の違いが解らない。
 また、釣りと解るように魚の動きを表現する。)
ふるがえる春の鱚 のこる針の傷

今週は熱かった!毎週やって欲しいような展開でした。
私的には、三遊亭円楽師匠と
馬場典子女史の作品が好きでした。
Kis-My-FT2のお二人の作品の良さは
私には全く解りませんでした。
点数が甘い気がするのですが…?
どこが良いのでしょうか?
49日「春光戦」SPが待ち遠しいです。

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