2018年11月3日土曜日

晩秋のレストランで一句

慎み深さ 忖度不要 小春かな
秋深し ブレないものを 持ち続け 
抗わず 忖度重ね 文化の日
立子とは アッシュトレイと 秋を旅
所属欲求 持たず生きたい 秋探し

プレバト纏め 2018111

晩秋のレストランで一句

1位 片岡鶴太郎
温め(ぬるめ)酒 あとは巴水の 木版画
(季語としては温め(ぬくめ)酒)

2位 高田万由子
星月夜 オペラ幕間(まくま)の ティータイム
↓(幕間 本来はまくあいと読む 間とタイム 重複を避ける)
星月夜 オペラ幕間の 紅茶の香

3位 皆藤愛子
食後酒に 木犀の香(かざ) 甘み足す
↓(香の甘しと嗅覚に持ってくると「木犀」と言う季語がより活きてくる。語順を大切にする)
食後酒に 足す木犀の 香の甘み

4位 嘉風(よしかぜ)雅継
銀杏の葉 強く踏みつけ 土俵入り
↓銀杏だけでは季語にならない 
 銀杏散る 銀杏は秋の季語 相撲は秋の季語で奉納相撲を指す
銀杏紅葉 踏み付け今日の 土俵入り

5位 ニッチェ 江上敬子
光差し スープにこぼれる 銀杏柄
銀杏紅葉の ひかりこぼるる スープかな

特待生昇格試験

立川志らく
晩秋や 乱歩を読みて 窓に蟲
↓よく考えた季重なり 蟲と晩秋
 虚構の虫=蟲 「虫」と言う通常の季語の性格がかなり弱くなります
 原因→結果と言うことだけでなく恒常条件や偶然条件をニュアンスにしたい
晩秋や 乱歩を読めば 窓に蟲

FUJIWARA 藤本敏史
タイカレーの ラムは骨付き 銀杏散る
↓「は」一文字で小さなわくわく感
タイカレーの ラムは骨付き 黄落す

次回のお題は「京都の渋滞」

添削して益々解からなくなることがあります。
私だけかと思っていたら、SNSにいらっしゃいました。
はっきりと吐露してあり嬉しかったです。
750ccの俳句に関しても乗る人とそうでない人とでは
感覚が違っているのだと思います。
経験した人とそうでない人とは相容れないものがあるのでは・・・?
最近、俳句のいろんな事が解かり始めてきました。

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