初期化して 出直し歩む 冬の朝
寒潮や 徒労に終わる 人生か?
ご破算で 願いましては 日向ぼこ
何度でも 帳消しにして 冬を行く
プレバト纏め 2018年11月15日
朝食の風景で一句
1位 厚切りジェイソン
息白し 熱いココアと ミシガン湖
(息白しは冬の季語 熱いと広い光景を並列で並べている。)
2位 磯野貴理子
新米で 普段の朝が ひかりだす
↓(助詞が散文的 叙述が普通の文章表現になっている
「や」で場面を切り替える事で散文表現を回避。)
新米や 普段の朝が ひかりだす
3位 久保裕丈
秋寒の 日に照らされて 朝餉ぬくぬく
↓(キング オブ 凡人)
秋寒や 日に入る居間の 朝餉ぬくぬく
4位 小柳ルミ子
忍ぶれど 見上ぐる頬に 紅葉雨
↓
忍ぶれど ルル逝きし日の 紅葉雨
5位 アンミカ
夫婦して 取り合う納豆 ほお緩む
↓
夫(つま)まぜし 納豆妻と 分け合いぬ
特待生昇級試験
岩永徹也
ハロウィン翌朝 スープと化す カボチャ
↓(化すでスープが不味くなっている。食べ物は美味しそうに!
「化す」という動詞を使わずこの光景を表現する。)
次の日の スープは ハロウィンのカボチャ
東国原英夫
炊き出しや 並べば遠き 秋の雲
(ファーストカットの画力、「や」の使い方を褒めたい。
「や」ひとつで編集効果が生まれる。
並んでと並べばの違い、並ぶ時はいつもという解釈も生まれる。
読み手は心情をも想像し始める。)
来週のお題は「結婚式」
やはり、東国原英夫氏の俳句は素晴らしい!
また、これから凡人には
及びもつかない閃きで圧倒して欲しいです。
楽しみでなりません。
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