2022年12月30日金曜日

名言と「羚羊(かもしか)」

冬林檎届けてくれる人のをり
ヴィーナスに似た大根の惚れ惚れと
熱々の愛がぎっしり冬のパイ
蔦枯れる費用をかけた葬儀より
雪纏う桑の実二つ縮こまる

■名言
松原泰道 曰く
「『無駄をしない』は、
 浪費をしないという消極的な意味だけでなく、
 積極的に時間も物も活かして使うこと。」

林修 曰く
「人が変われるとしたら、
 変わらなければと気づいた瞬間以外にはない。」

中村天風 曰く
「筆を洗ったまっ黒なコップの水も、
 水道の蛇口のところに置いて、
 ポタリポタリと水を落とせば、
 一晩のうちにきれいになってしまう。」

■一分季語ウンチク 羚羊(かもしか)
「羚羊(れいよう)」と書いて
「かもしか」と読みます。
「羚羊」は偶蹄目ウシ科の動物なわけですが
普通の鹿等に比べて毛も生えていて
正面から見ると辺りの毛が
モサッとしているところに愛嬌があります。
またお尻を見た時に尻尾が短く
お尻が白くなっているところも
愛嬌のある出で立ちとなっています。
個人的な体験で恐縮なのですが
岩手県一関市の藤沢町という所に
以前句会ライブで伺ったことがありまして
朝会場に向けて移動している最中に
私、「羚羊」に遭遇しました。
国の特別天然記念物として指定されているのですが
こんな人里にうっかり出てくるのかと
驚いた記憶がございます。
岩手の方良い生き物と暮らしておりますね。

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