人はみな神を内包クリスマス
あの世には何もなし大根洗ふ
父の背は荒野に似たり寒落暉
冬茜内出血の日々下降
播州織のつむぐ未来や冬星座
■プレバト纏め 2022年12月22日
イルミネーションで一句
永世名人 富美男のお手本
梅沢富美男
冬木立シャンパン色にさざめきぬ
(おっちゃんらしくないお洒落な句、
「さざめきぬ」光と風の表現が美しい。)
永世名人 村上のお手本
村上健志
垂直にシャンパンの泡クリスマス
(シャンパンとクリスマスを「近い」と感じさせないテクニック。
小さな発見を大切に詠んでいる。)
特待生昇格試験
北山宏光
ルミナリエ咥えて外す黒手套
(「ルミナリエ」で広い光景・光の感じ・季節の気分が伝わる。
焦点の絞り方が良い。私感 素晴らしいの一言!)
1位 秋元真夏
独りきり煌めく街が冬の棘
添削(人によっては「煌めく」は注意されないんですね。
「冬の棘」は素晴らしいと思った。誰の知恵かな❓)
一人ゆく煌めく街は冬の棘
傷心や煌めく街は冬の棘
2位 村田秀亮
街騒(まちさい)に凍てし手の振る誘導棒
添削(助詞と助動詞の選択ミス。
「に」は説明的「や」で切り離す。
「の」ではなく手に持っている時は「に」
「凍てし」の「し」は過去。
季語の鮮度を上げるには「凍つる」。)
街騒や凍つる手に振る誘導棒
3位 酒井美紀
静寂に響くダイヤモンドダスト
添削(「響く」は「響けり」とわざと余らせる。
1音余るが、最後が長い季語のため、
1音の字余りで勢いに吸収させるという技を使う。)
静寂に響けりダイヤモンドダスト
4位 アンミカ
iPhoneの光に胸がRing a Ding Dong
添削(季語がない。アルファベットが多くてキラキラしている。
お洒落な気分が表現されている。)
iPhoneの光よ雪よRing a Ding Dong
次回はグランドチャンピオン大会冬麗戦!
という事なのですが、HPにはまだ掲載されていません。
放送日時は2023年1月12日(木)よる7時とだけ…。
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