2022年12月23日金曜日

中井久夫と市村正親の言葉と「しずり」

真剣に遊べや遊べ冬日向
霜柱力の限り生ききらん
大衆へ挑戦状や冬の潮
息白し鼓舞し闘い続けても
虫嗄(か)るる己を知りて何とする

■中井久夫の言葉
「治療とは
 それぞれのために心をこめて、
 そのひとだけの一品料理を
 つくろうとすることである。」

■市村正親氏の言葉 情熱大陸 より
「他人の激しい人生を
 虚構の中で本当のように生きてみたい。」

「俳優はね。泣かせるんであって
 本人が泣いちゃいけないの。」

■一分季語ウンチク しずり
「しずり」とは「しずり雪」のことで
元々は古語でした。
動詞「垂る(しずる)」を名詞にした言い方が
「しずり」になります。
雪が枝からドサッと落ちていったり
何か動いた拍子に落ちたり
あるいは陽に当たって段々溶け始まていったものが
ズズズッと解けていって落ちる
この瞬間の音の話になってくるわけです。
「しずり」といっただけでその雪の様子であるとか
何かにのっているあるいは落ちる音
そんな要素まで含んでいる季語になっています。
何か一句作ってみたくなりますね。

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