膨らんだ 山をクラブで 叩く夏
迫りくる 雨後の夏山 鳴らす鈴
夏始 心のうちを 文字にせん
マスクつけ マスク求めん 薄暑かな
夏浅し 余ったマスク 日々値下げ
プレバト纏め 2020年5月14日
梅沢富美男 永世名人襲名SP
視聴率ベスト5
梅と電車で一句
別珍の 手触りのして 梅の香よ
⇩(濃い赤い梅は濃厚に薫る手触り)
別珍の 手触りに梅 薫りけり
雪景色と鉄道で一句
車窓には じょんがらのごと 雪しまく
⇩(「雪しまく」は冬の季語 吹雪が激しく吹き荒れる様子)
じょんがらのごと 雪しまく 車窓かな
春風と女性で一句
春の日は 練り羊羹の 甘さかな
菜の花と自転車で一句
菜の花や 厨に眠る あさり貝
(厨とは調理場・台所 「あさり」に貝は要らない。)
海の写真で一句
星空の 螺鈿(らでん)を恋ふる 夜光虫
⇩(比喩・擬人化を詰め込み過ぎ 品のなさが問題)
星空の 螺鈿ざわめく 夜光虫
立川志らくの選んだ名場面
お鍋で一句
湯豆腐に すの立ちはじむ 四方の春
⇩(はじむるでは中八になるので避けたと見抜き添削)
湯豆腐に すの立ち四方の 春の酒
節分で一句
春待つや 恵方知らせる 店の声
⇩(知らせると告ぐるの違いは子供でも解る)
春待つや 恵方を告ぐる 店の声
帰省のホームで一句
缶ピース 線香がわり 墓洗ふ
⇩(語順を間違えている)
墓洗ふ 父の愛した 缶ピース
初冬の代々木公園で一句
えり足に 冬の風あり LINE消す
⇩(恋と書かないと解らない)
冬の恋 終わりぬ風に 消すLINE
夏井いつき先生が選んだ梅沢富美男の傑作選
銀盤の 弧の凍りゆく 明けの星
廃村の ポストに小鳥 来て夜明け
梅沢富美男永世名人に課せられた新たな試練「俳句本の出版」
俳句本には50句が必要。
永世名人までに詠んだ句94句のうち、掲載できるのは18句。
あと32句を今後番組で精査していく。
夏井いつき先生からの今回のお題「めがね」
道中を 終えて眼鏡の 禿(かむろ)かな
⇩(道中は春の季語 江戸時代の花魁道中
自己顕示欲に負けた句)
道中終え 禿の役の 子の眼鏡
梅沢富美男さんおめでとうございます!
これからも頑張って…。
そして視聴者を楽しませてくださいね。
卒業じゃなくて良かった!