声援が 飛び交うフロアー 舞う団扇
風死すや 空気読めない 人一人
ルーティンを 間違い舞台 油照
朝凪や 海風を待つ じっと待つ
プレバト纏め 2019年7月25日
夏の俳句タイトル戦「炎帝戦」決勝
夏の波紋で一句
1位 村上健志
行間に 次頁の影 夕立晴
(行間には文章や会話の間、印刷物の行と行のあきの2つの意味がある。
季語の「夕立晴」で言葉の化学変化を起こしている。
見事な季語の使い方。私感!お見事と思った俳句でした。)
2位 梅沢富美男
鯉やはらか 喜雨に水輪の 十重二十重(とえふたえ)
(季語「喜雨」は日照りの頃に降る雨。
鯉の身をくねらせる様子を「やはらか」と形容。
水の輪っかの広がりを「十重二十重」と表現。私感!素晴らしい!)
3位 藤本敏史
プール開き 前のプールに 水馬(あめんぼ)
⇩(「に」だと水馬が静止。「を」だと動き回っている感じになる。
私感!この句には全く魅力を感じませんでした。)
プール開き 前のプールを 水馬
4位 東国原英夫
飛び込みの 波紋広がりゆく 木陰
⇩(季語「飛び込み」作者はどの位置から見ていたのか?
飛び込み近くだと「ゆく」木陰近くだと「くる」となる。
私感!東国原英夫さんらしくない俳句だと思いました。)
飛び込みの 波紋広がりくる 木陰
5位 横尾渉
父語る 敬遠五つ 夏の雲
⇩(夏井いつき先生の解説が頓珍漢でした。
本人が甲子園での松井選手の出来事だと言っているのに…。
私感!いつもと同じで魅力なき俳句でした。)
敬遠五つ 父にあの日の 雲の峰
6位 皆藤愛子
ソーダ水 睫毛に跳ねる 泡涼し
⇩(「ソーダ水」「涼し」季重なりは気にならない。
「涼し」を「ソーダ水」の描写をして季語の比重を強くすると良い。
「青し」「甘し」色とか味に持っていくと良い。
私感!チャーミングな俳句だと思いました。)
ソーダ水 青し(甘し)睫毛に 跳ねる泡
(ソーダ水 睫毛に青し(甘し) 跳ねる泡 にした方が良いと思うのですが…。)
7位 千原ジュニア
破れ傘 雨後の雫を 垂らしけり
⇩(一物仕立てを褒めたい!描写の精度で勝負をかけるタイプの句。
「雫」と言えば「垂れている」ので「垂らしけり」は不要。
「しとど」びっしょりとかぐっしょりの意味の言葉がある。
最後の言葉は「しとどなり」を入れる。
私感!素敵だと思いました。)
破れ傘 雨後の雫の しとどなり
8位 千賀健永
ギムレット 風死す夜に 鳴る淡海(おうみ)
⇩(情報量が多すぎる。
名人以上の皆さんは一音一音の吟味を真剣にやっていらっしゃる。
その差が出た。と夏井いつき先生は言われましたが…。
それ以前のように感じました。)
風死する 夜の湖(うみ)喉さす ギムレット
予選落ちで夏井いつき先生が褒めた一句!
ミッツ・マングローブ
50のターン ひた蹴る裸の 浮くを待つ
⇩(「ひた蹴る」という複合動詞が良い!「の」は要らない。
私感!個性のある素晴らしい俳句だと思いました。)
50のターン ひた蹴る裸 浮くを待つ
Kis-My-Ft2のメンバー、藤本敏史さんはやる気はないのでは…?
やる気のある方を出して欲しいです。
ちょっとやる気が違い過ぎているような…。
それにしても村上健志さんは神がかっていますよね?
初めて拝見した時から非凡な才能は見て取れましたが
今!素晴らしく開花されたように感じます。
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