朝に咲き午後には閉じん大賀蓮
大賀蓮休耕田を彩らん
思い上がりの無理強いをされる夏
建国を祝う演説熱き日よ
どこまでも利益追求夏の米
■あの本、読みました?大人になって読むともっとおもしろい児童文学~心に響く名言
松本侑子、宮村彩子、鈴木保奈美、山本倖千恵 宮村彩子 石倉知直 石井遥
三本川
宮村彩子
あたまをつかった小さなおばあさん
ホープ・ニューウェル作 松岡亨子 訳 山脇百合子 画
鈴木保奈美
小さい魔女
オトフリート=プロイスラー 作 大塚勇三 訳 ウィニー=ゲブハルト 絵/Gakken
宮村彩子
ソロ沼のものがたり 舘野鴻(たてのひろし) 作/岩波書店
大人と子ども 読み方の違い
励ましの文学
石倉知直
アラスカ探検記 星野道夫 文・写真/福音館書店
鈴木保奈美
極夜行 角幡唯介 著/文春文庫
選んだ本
鈴木保奈美「アラスカ探検記」
□三本川(ハンドルネーム) 瀬野尾真紀
一番最初に手に取った本
大人になってから読み返したい本
おおきな木 シェル・シルヴァスタイン 作 村上春樹 訳/あすなろ書房
□テーマ 大人にこそ刺さる名言
三本川
ホビットの冒険 J.R.R.トールキン 作 瀬田貞二 訳/岩波書店
「もしわしらがみな、ためこまれた黄金以上に、
よい食べものとよろこびの声と楽しい歌をたっとんでおったら、
なんとこの世はたのしかったじゃろう。」
宮村彩子
モモ ミヒャエル・エンデ 作 大島かおり 訳/岩波書店
「いちどに道路せんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?
つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、
つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。
いつもただつぎのことだけをな。」
一歩一歩仕事をやっていたら楽しくなってきて弾みがついてくるよ
まで言っている
三本川
王への手紙 下 トンケ・ドラフト 作・西村由美 訳/岩波書店
「悪にたいして戦うとき、あなた自身が、まだ善でないことを、
わすれないでいてくださるように!
善と悪とは適同士。だが、ぴったりよりそってる。」
□松本侑子 赤毛のアンの翻訳者
読む視点で変わる「赤毛のアン」
翻訳のきっかけ 出版社の依頼
松本侑子訳
あなたは良き星のもとに生まれて 豊かな精神
炎の情熱 朝露のような純粋さから創られた ブラウニング
原書で読むと新たな発見が…
物語の背景が解かると読み方が変わる
「赤毛のアン」原作者 L.Mモンゴメリ
聖書の言葉も多く挿入されている
大人になったいま 読み返したい「赤毛のアン」
子どもの頃 読むと アンの成長物語
大人になってからと見返すと アンを育てる大人の成長物語
アンは農場を営むカスバート兄妹 兄マシューと妹マニラに育てられる
幼いアンの手を初めて握ったとき、マニラに母性愛が湧き上がってきた
その甘さにうろたえた 後半ではマニラが変わっていく
「赤毛のアン」の一文 L.Mモンゴメリ 作 松本侑子 新訳/文春文庫
夜ふけに、アンはふと、目をさました。あたりは静まりかえり、真っ暗だった。
すると、今日一日の出来事が悲しみの波となって押しよせてきた。
昨晩、木戸のところで別れぎわに、アンに微笑んでくれたマシューの笑顔が、
目にありありと浮かんできた。
「わしの娘だ…わしの自慢の娘だよ」と言ってくれた声も、
耳によみがえってきた。そのとたん、涙があふれ、アンは胸が
張り裂けんばかりに泣いた。マリラはその鳴き声を聞きつけ、
アンを慰めようと、そっと部屋に入ってきた。
(中略)
「マシューがいなくなって、これから私たち、どうすればいいの」
「私がついているよ、それに私にはアンがいるんだね。
もしあんたがいなかったら…もしもこの家に来ていなかったら、
今ごろ私は途方に暮れていたよ。ああ、アン、私はずっと、何と言うか、
頑固者で、あんたに厳しかったかもしれないと我ながら思うよ…
だからといって、マシューほどあんたを愛していなかったなんて
思わないでおくれ。今なら言えそうだから、言うよ。
自分の気持ちを口にするのは ずっと苦手だったけれどこういう時なら、
言えそうだからね。私はアンのことを、血と肉を分けた実の娘のように
愛しているんだよ。グリーン・ゲイブルズに来たときからずっと、
アンは私の歓びだった。心の慰めだったんだよ」
アンを育て始めて5年経ってやっと言えた自分の心の叫び・言葉。
アンはよく失敗をしたので、人の失敗を許せるようになったマニラ。
マニラは人を許す、自分から謝る、
素直に自分から好きだ・可愛い・愛してると言えるようになっていた。
マニラが大きく豊かに変貌していく物語。
大人になってから読んで解った。
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