春あした枯れゆく花へさようなら
リビングで最期迎えた芍薬よ
聞き取れぬ悪しき活舌春の歌
石鹸玉今を楽しみ進化せり
インフレ禍減収となる春の暮
■あの本、読みました?
鈴木保奈美が昨年最も惚れた1冊~祖母と孫娘の感動珍道中記
椹野道流(ふしのみちる) 鈴木保奈美 山本倖千恵
「祖母姫、ロンドンへ行く!」
祖母姫というワードセンス 完璧 大物ミュージシャンの影響
本を読むことは「人生の選択肢を増やす事」かもしれない。保奈美
「祖母姫、ロンドンへ行く!」椹野道流著/小学館
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honamisuzukiofficial 12月に読んだ本たち
2025年ここで読了をご報告した本は104冊となりました。
番組の準備のために読んだ本もたくさんありましたが、
自分からは手を伸ばさないタイプの本にも挑戦することで、
あら、意外と好きかも!なんて発見も多々あり。
読書筋肉がついてきたような気がします。
さて今年もっとも出逢えて良かった本は
「祖母姫、ロンドンへ行く!」
ちょうど母と旅をするタイミングと重なり、共感することしきり。
センチメンタルでキュートな小説です。著者の椹野さんから
DMをいただくというご褒美まで付いて、インスタやってて良かった!
本を好きで良かった!(お茶請けがスコーンじゃないのが惜しいな)
2026年はどんな本に出逢えるでしょう📕
本人からダイレクトメッセージが
鈴木保奈美が共感した理由
「祖母姫、ロンドンへ行く!」の一文 椹野道流著/小学館
友達とイギリス旅行するときは、
「一分でも無駄にせず、いろんな場所に行こう。
とにかくたくさんのものを見て、美味しいものを食べて、
めいっぱい楽しもう」と思うものですが、今回はそうじゃない。
祖母の体調を帰宅までいかに維持するかがメインミッションなのです。
昔の人も言っていました。「お家に帰るまでが遠足です」と。
(中略)
一箇所での滞在時間を短めに設定し、なんなら宿に戻ってお昼寝を
するための時間を作ろう。そうそう、トイレも大事です。
階段などの足に負担がかかりがちなルートを使わずにたどり着ける、
安全で清潔なトイレがどこにあるか、常に把握しておかねば。
もしかして、お年寄りに超現実的フレンドリーな観光マップを作ったら、
けっこうビジネスチャンスになるんじゃない?大変よ、これ。
高齢者と旅行へ行く苦労 ロンドンAtoZ
祖母姫と孫娘の関係
「祖母姫、ロンドンへ行く!」の一文 椹野道流著/小学館
「あんたは賢いし、英語もペラペラに喋れる。お医者さんになって、
男の人とも対等に渡りあえるでしょう。自信を持つには
十分なだけのものを持っています。
お化粧もオシャレもしたくない、というんなら、しなくてよろしいわ」
「えええ…!?」
「決して美人ではないけれど 見られない顔ではないんだし、
そもそも男の人はお化粧なんかしないんだから、
素顔が見苦しいなんてなんてことないのよ」祖母はそこで言葉を切って、
「でもねえ」と、振り返り、今度は直に私を見て言いました。
「前にも言ったけど、あんたに足りないのは、自身です。見ていたら、
自分の値打ちを低く見積もってるわね」思ってもいない方向から
刺し貫かれてギョッとする私に、祖母はやけに静かな口調でこう続けました。
「謙虚と卑下違うものなの。自信がないから、自分の事を
つまらないものみたいに言って、相手に見くびってもらって
楽をしようとするのはやめなさい。それは卑下。とてもみっともないものよ」
祖母姫の金言
祖父母の人生
執筆のきっかけ
保奈美が手に取った理由
魅力的なワードセンス 父から教わったさだまさしから影響
「ありふれた家を建てる」椹野道流著/U-NEXT
鈴木保奈美の推薦文
お孫姫、一国一城の主となる!あの祖母姫あってこの母君あり、
そしてやっぱり血は争えない3代目。
猫と本を抱えてひた走る、のんきで弱気、勇気と本気の奮闘記。
家づくりは大変
「ありふれた家を建てる」の一文 椹野道流著/U-NEXT
重ねて強調したいのは、設計担当レオ氏は、たいへん実直で、
誠実な人だったということ。営業担当オバマ氏も、勢いのままに
安請け合いをし、それを綺麗に忘れ去ってしまうところはありながらも、
根はとても善良で親切な人でした。それはもう何度でも繰り返したい
事実なのですが、その反面、二人とも、特にレオ氏は、自分の理解の
外のことには懐疑心であり、なかなか受け入れてくれない
頑固なところもありました。(中略)
その最たるものが、コンセント。全部屋に最低でも二か所、
可能なら三ケ所、コンセントを設置してほしい。それも最低でも
それぞれ二口、なんなら三口にしてほしい!(中略)
私がごく当たり前のことを言っているつもりで(実際そう信じていました)
要望すると、オバマ氏とレオ氏は顔を見合わせました。
なになに、何か問題が?明らかな困惑の面持ちで、躊躇いながらも
先に口を開いたのは、オバマ氏でした。
「あのう、そんなに要ります?」「なにが?」
「コンセント。まあ、お仕事部屋はわかります。広いお部屋ですし、
パソコンやプリンター、テレビなど、いろいろ電化商品があるでしょうし。
でも、他の部屋はそこまでではないと思われますが」
しかし私は、きっぱり言い返しました。
「他の部屋も同様です。部屋のどこで家電を使いたくなるか、
どこにコンセントがあってほしいかなんて、今わかるわけがないでしょう。
だから、備えておくんです」
「コンセントを備えと捉える方は、初めてですよ!」
オバマ氏の呆れ顔に、私は憤然と言い返します。
「コンセントと十分なアンペア数は、備えです!
それが足りないせいで、実家はあちこちに延長コードやタコ足配線があるし、
しょっちゅうブレーカーが落ちるんです!」
もう、これは実生活に根ざした危機感なのです、オバマ氏よ。
祖母姫の孫はやっぱりお孫姫
・本好きさんと本屋さんぽ テーマ「一目惚れ」
ゲスト 宮澤紗恵子
「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト著/柴田元幸訳者/朝日文庫
世界中の子どもと大人が読みふける18世紀の名作。
次々に起こる出来事、たっぷりの諷刺、注釈でもっとわかる楽しさ!
300年前の古典にして、現代の私たちが照らす名作。
原文の尽きぬ面白さ、訳文の妙味がいっぱい。(巻末あらすじより)
宮澤さん一推し 装画家 榎本マリコ
鈴木保奈美選
「ある星の汽車」森洋子著/福音館書店
宮澤紗恵子選
「人間には12の感覚がある」ジャッキー・ヒギンズ著/夏目大訳/文藝春秋
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