2026年4月14日火曜日

村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 有楽苑

羽海野チカ女史を詠む

地下鉄の通路で迷子春の夢

後戻りできないあの日春の雪

山帰来(さんきらい)の花ゴールを違えるな

花曇りこれでいいの?吾のゴール

3月のライオン」を読め!しけこむな

 

■村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 有楽苑(うらくえん)

村雨辰剛

愛知 国宝 犬山城

有楽苑ではぜひ露地を見ていただきたい 日本庭園をたしなむ上で必須

日本庭園は大きく分けて形式がある 池泉庭園 枯山水式庭園 露地

小石川後楽園(池泉庭園) 妙心寺塔頭退蔵院(枯山水) 愛知有楽苑(露地)

国宝茶室 如庵(じょあん) 造形の天才 大茶匠 織田有楽斎

 

有楽苑 福田孝美

有楽苑 1972年 開苑 犬山城を借景として取り入れている

京都 建仁寺塔頭 正伝院 如庵を愛知 犬山に移築

敷地面積 約4,000坪 重要文化財 旧正伝院書院 国宝 如庵

元庵(大阪天満にあった織田有楽斎の茶室を古図から復元)

豊臣秀吉の息子秀頼の来訪 織田有楽斎は織田信長の実弟(おもてなし)

弘庵 

 

織田有楽斎の遺した言葉

それ茶の湯は客をもてなす道理を本意とする也

 

玄関から路地がのぞける構造 広間から見える露地

 

たしなみポイント

こも巻き 木の幹にワラを巻き害虫を誘い込んで春先に燃やす伝統的な害虫対策

客人に季節を感じてもらう「おもてなし」

露地の景色から主人の心遣いを読み取る

 

もてなされる側ももてなす側の心をくみ取って 

お道具なり露地なりからもてなしの心を感じ取っていただく

お茶室はみんな平等 商人も侍も貴族も 茶室に入ればみんな同じ

茶道の精神は「和敬清寂(わけいせいじゃく)

露地:屋外の自然でお茶会への心構えをして貰う庭 

比較的狭くこじんまりとした庭

 

小さな庭に自然を取り込む 自然の中で徐々に心を清める

外腰掛 いわゆる待合 腰掛待合 

主賓が座る位置は主客石(正客石)主賓の席に据えられた石がある所

役石:日本庭園の中で特別な機能を持った石 

お手洗いの使用禁止を示したりする

関守石:景観を損なわずに通行を制限する「結界」の役割を持つ

客が待っていると鳴り物でお知らせ

 

おもてなしポイント

蹲踞(つくばい):立場に関わらず 謙虚に身をかがめて心を整える

手水鉢(ちょうずばち) 湯桶石(ゆおけいし) 手燭石(てしょくいし)

前石(まえいし) 聖域に入るから清めて入る

お茶室が聖域に当たりますので清めてお茶室へお向かいになる

躙口(にじりぐち) 縦:約71㎝ 横:約66㎝ 平等の精神

躙口:どんな人も頭を下げ身体を縮めて入ることで平等の精神を表す

 

手がかり:開いていると中に入ってもいいよという合図

 

元庵を「年来、数奇の巧者」と豊臣秀吉が褒めると

千利休が茶の極意を相伝した と言い伝えられている

 

有楽斎のおもてなしの心

窓が多く 明るくて開放的な茶室

 

千利休作と伝わる茶室 国宝「待庵」は約2畳 「元庵」は約4

有楽斎は 茶室に竹を使うことを好んだ

千利休はここまで竹を多用していない

 

千利休とは異なる試みをした理由は?

「工夫をしなさい」「まねごとはダメです」

「これからは自分のお茶を突き詰めていきなさい」

守破離(しゅはり)守 師の教えと基本を守ること

        破 基本を破り応用する事

        離 師の教えから離れ独自の考えを生み出す事

有楽斎独自のおもてなし 明るく広く意匠でもてなす

 

造形の天才 デザインの秘密

国宝茶室 如庵(織田有楽斎 最晩年の茶室) 露地 犬山に移築

蹲踞(つくばい)の手水鉢(ちょうずばち)

如庵露地 蹲踞 釜山海(ふざんかい)

加藤清正が釜山沖から持ち帰った水穴石

 

外観のこだわり

下地窓:茶室の壁の下地(竹などの格子)をあえて露出させた窓

下地窓にはさらなる有楽斎の工夫が

西日がこの窓を通して躙口の上の窓に採光がある

 

たしなみポイント

斜めの壁

入った瞬間 独特の作りで広がりを見せる 斜めの壁 

給仕さんの導線の確保も斜めの壁でできている

給仕の導線と奥行きの効果を両立

窓の配置に注目

躙口から奥に向かって窓の位置が高くなっていく

窓の大きさも奥に行くほど小さくなっている

遠近法を強調 躙口からの視点

 

たしなみポイント

障子の様々な色が映る 虹窓とも言われている

 

腰張り:着物の帯や裾が土壁にこすれて

傷んだり汚れたりすることを防ぐ和紙

30㎝位の高さが一般的なんですけれど 

これは総張りといって窓の下まで張り巡らされている

しかもこれ古い暦 腰張りに古歴を再利用

 

村雨辰剛

こういった工夫が優しさ 

おもてなしがベースにあってのことと考えると

自分も同じくらい気持ちを自然と返したくなる

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