ゴイサギや下手くそ過ぎる狩りの春
(ゴイサギ) 春の川夜行性とはいうものの
春の(鴨)川生き物・人の交差点
春の山水を守りて志明院
心ある優先順位春うらら
■千家十職 ❝茶の湯❞の求道者たち
表千家 十五代家元 千宗左
根幹にあるのは 職家(しょっか)さんのお道具
利休さんのお茶を受け継いできた 周囲の人々の尽力があって
今の表千家のお茶の姿がある
茶の湯について
ジョアン・ロドリゲス(1562頃~1633)
取るに足らない陶土でできているにもかかわらず
1万2万3万クルザード
さらにそれ以上の価格に達するものもある
ほかの民族がこのことを聞けば
狂気で野蛮なことと思うであろう
日本人はあらゆる人工的なものに華麗なもの
見せかけ 偽善 装飾を大いに嫌う
彼らの言葉で「軽薄」という
万事に渡って節度を保ち
自己の技量や力量を誇示することなく
有り余るよりも むしろ足りないほうを望む
サミュエル・モース
利休は道具に❝簡素さ❞という価値を託したのだと思います
利休は派手なものや贅沢なものにはまったく関心がありませんでした
鮮やかな色彩にも興味はなかったのです
手作りの道具は整った美しさではありません
❝不完全な美❞を大切にします
それは今の西洋の人々に非常に魅力的に映っています
ネシム・コーエン
人々はきれいなものを求め
年老いて汚れることから目を背けています
時代を超えて残った道具は 落ち着きを与えてくれます
「大丈夫だ そのままでいい」と 死をも受け入れさせる美学です
シアスター・ゲイツ
私は日本の茶の道具から多くの影響を受けています
茶杓を見ると思うのです この一本をひとつの家が
三百年かけて磨き上げてきたのだと 私のとって茶の道具は
そこに宿る知恵の深さ 職人技の深さ 哲学の深さ
そして ひとつの道を貫く 覚悟の象徴だと思うのです
その姿勢は私が常に心の中で 大切にしている信念でもあります
アクセル・ヴェルヴォールト
私が大好きな十五代樂吉左衛門の茶碗です つつましいものですが
精神の豊かさを感じるのです わび つまり❝不完全な美しさ❞です
素材 自然など 非常に簡素なものへの愛です それらに
神聖ともいえる新たな価値を与えます
利休の茶室に大きな影響を受けました この土地の土や木材を
使っています 瞑想や考え事をするのにとても良い場所です
目で見えるものよりも 心で感じることのほうがずっと多い
それはとても大切で美しいものだと思います
私たちは自然から離れ 過剰に整った世界に達してしまった
すべてをコントロールしたいという人たちがいますよね
しかし わびの精神は正反対です それが私にとって
本当の豊かさかも知れません
表千家 裏千家 武者小路千家 三千家は今もなお祈りをささげている
千利休の墓 利休が自身と妻子のために1589年生前建立した
3月27日 利休忌(命日の追善供養) 表千家 残月亭
お茶湯(とう) 家元が利休にお茶を供える
利休が最期をとげた季節の菜の花がいけられる
十八代 永樂善五郎 土風炉・焼物師
うちの家は華やかな世界なので まったく子どもの時から
見たことがない世界だった 真っ黒な世界というのが
土風炉では生活が難しくなっていた その当時 京焼で
華やかな焼き物がはやりだして 時代の後押しで 華やかなものを
作りだす 土風炉の技法を再興するために テストを繰り返している
窯の技法であったり どういう焼き方をしたらどういう色になったとか
温度によってどのくらいの変化が出たなど まだわかっていない
ことの方が多いので
燻(いぶ)し を十年繰り返している
Q.なぜそこまで土風炉と向き合うの?
復興したからといって 何かいいことがあるわけじゃない
理由なんて必要ない 「なんで生きているんですか?」「生きたいから」
と答えるのと一緒で理由なんていらない そもそも
理屈を考えるとかじゃない もしかしたら
できたら理由がわかるかもしれない
茶色から黒に変化するような色を狙って作っている
土風炉を再興しようとした時にいろんな技法をトライアンドエラーしながら
新しい技法を身につけながらやっているので そういう意味では
明らかに自分のものづくりの幅が広がっている それは凄く大きい変化
いくつになっても新しいものをやり続けていくべきという
ものづくりをする人間の大事なところでもある 踏み出したことは
大きい事ではありけど 完成できてないからね
Q.完成はどのくらいを目指している?
生きてる間
十三代 土田半四郎
長男 瑛大(あきひろ)
干支服紗 この寿が面白いと思ったので これを波ととるか 風ととるか
草原ととるか 人それぞれなんですけど ここに馬を走らせたら
疾走感あっていいだろうなと描き始めたので
手癖を排除しすぎない事が 土田家の仕事としてアイデンティティーが
あるのかなと感じている 自分がどれだけのものを次につなげられるか
Pressureですね そこは感じています この仕事をできる人は
限られているので 今十三代続いている この家の仕事を
自分も次につなげたいなと思って
表千家 十五代家元 千宗左
大量生産 大量消費の中で お茶はそれとは対照的な世界
お茶の道具は一世代だけでなく 代々受け継がれていく
❝物質的豊かさ❞の対極にある❝心の豊かさ❞を追い求める時代
サミュエル・モース
利休はあらゆるものの中に価値を見つけられると示しています
この教えは道具の中にとどまりません
一人ひとりがおかれる環境の中で 自分なりの価値を見いだすことに
つながるのです
シアスター・ゲイツ
私たちが作るものは完璧にはなり得ません
しかし その❝不完全さ❞の中にこそ より自然な美しさが宿っています
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