羽海野チカ女史を詠む
強きもの勝者にあらず雪の果
梁(やな)日和しんどいことを呟かん
暮の春色々な具を入れてみる
石鹸玉他人に聞かせる独り言
常軌した目の中の花春意かな
■尾崎放哉(自由律俳人)の俳句
咳をしても一人
入れるものがない両手で受ける
こんなよい月を一人で見て寝る
朝がきれいで鈴を振るお遍路さん
足のうら洗えば白くなる
墓のうらに廻る
ひとりだからひとりごと言う
何も忘れた気で夏帽をかぶつて
何か求むる心海へ放つ
なんにもない机の引き出しをあけて見る
背を汽車通る草ひく顔をあげず
考へ事をしてゐる田にしが歩いて居る
すばらしい乳房だ蚊が居る
なん本もマツチの棒を消し海風に話す
ぴつたりとしめた穴だらけの障子である
雪積もる夜のランプ
霜とけ鳥光る
冷え切つた番茶の出がらしで話さう
何がたのしみに生きてると問はれて居る
針の穴の青空に糸を通す
縁がわあたゝかくて居る木の葉が一枚とんで来た
春の山のうしろから烟が出だした(*辞世の句)
池内紀 評
死とつばぜり合いをするようにして俳句が生れた。
おのずと放哉作には死と生とが紅白日本の糸のようによじ合わされている
放哉が亡くなられ2026年4月7日で百年。
旧制一高、東京帝大を出たエリートでありながら
酒で失敗を重ね、身を崩し41歳で生涯を閉じられたとか…。
酒好きの亡父が好きだったことを思い出す…。
参照:https://www.aozora.gr.jp/cards/000195/files/974_318.html
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「入学」
この春に新一年生になられる人には 改めておめでとうございます
そんな「入学」という一大イベントも季語になっているわけです
4月頃に日本では「入学」のシーズンを迎えますけれども
この「入学」という季語の傍題として 「入学式や」
その入学する子供の「入学児」でありますとか
「新入生」や「一年生」新しく入って来る「新教師」
というのもこの「入学」の傍題であると
歳時記には分類されております
季語として使う時のポイントとしましては
どの学校への「入学」なのかという事を
他の言葉との組み合わせによって表現する
そういうバランス感覚の大事になってくる季語かもしれません
先行する有名な句としまして
「銀行に口座開きて入学す」という堀之内和子さんの名句もございます
これは銀行に口座を開くっていう状況から
あぁ大学生かな みたいな読みが強くなってくる
さすがの言葉の組み立て方でございます
■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん
ゲストは❝和製ブリジット・バルドー❞と言われていた女優・加賀まりこさま。
色紙の言葉は「人生行って来い」
戦時中、病院の防空壕で生まれたとか…。
高校時代、友人のお父様経営の❝キャンティ❞に通っていたら、
川端康成氏や寺山修司氏や篠田正浩氏やアラン・ドロン氏からも
声を掛けられたとか…。
大物女優さんとのエピソードも凄かった。

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