亀鳴くや強者が常に勝つでなし
春の江を小鮎に習う鳥と人
囲む卓今日も静かに一番茶
背に春陽なびく寿服紗かな
ぱっかぱか春日(はるひ)を馬は飛び跳ねん
■日曜美術館「北大路魯山人×樹木希林」
美意識
「美」によって神の存在に近づく
つばき鉢 40㎝ 楽焼 焼き物知らず
於里辺篭花入
魯山人の言葉
「芸術は計画とか作為を持たないもの 刻々に生まれでてくるものである」
当意即妙:その場に合わせて機転をきかせること
独学 型破り
備前武蔵野 皹を埋め 芒に見立てた 失敗作に新たな命を授けた
刻字屏風 赤壁賦 小さく酒の文字 酒の文字を入れ忘れた
1883年上加茂神社の社家 北大路家の次男として生まれた
父親はすでに他界 多くの家を転々とする 学校にも通えず
陶芸に目覚めたのは30歳を過ぎてから 型を嫌い誰の弟子にはならなかった
42歳の時東京赤坂に料亭を開く 料理を引き立てるための器に生涯をかけた
自由奔放な性格をそのまま作品にした
悲しさと心細さが終始ついた人生だったのでは? 希林
創は作りだすと同時に傷という意味でもある 希林
年齢は重ねても本質は同じ 希林
私は基本はない 周りの人々が私の先生 希林
私は結果的に非常識になっているだけで常識は踏まえていたい
何必館・京都現代美術館
「使ってこそ意味がある」
備前旅枕花入 山帰来(さんきらい)を生ける
何と取り合わせるか どう使うか 使い方によって生きてくる
美の空間をつくる
木の葉平向 鮒ずしを置くことで織部の緑に生える
「器は料理の着物」料理を引き立てるもの
はしおき 食事の始まりから終わりまでずっと膳の上にあるから重要
脇のもの 小さきものに対しての心遣いが非常に強い人
美食を実践 「用の美」
演劇に関しては作品の中の一色になればいい 希林
補っていくことで とんでもないものができてくる 脇の役者 希林
日常生活でも美に拘った魯山人
自宅の五右衛門風呂 織部のタイルは青竹を模してあった
湯をかけると本物のように色が変わる
イサム・ノグチとは大の親友で自宅に住まわせていた。
魯山人宅で洗濯物を干した場所で激怒 美しさの価値感は絶対的なものだった
普通の人間ならば洗濯物を干したくらいで激怒するが理解できない
他の人とはかなり価値観が違っていた
魯山人は美しさに関わることには非常に厳格だった
この価値観は料亭にも影響を及ぼした ついには料亭を解雇されてしまった
樹木希林女史は気を使って喋っておられたそうです。
人が怒ってくる時の気持ちを見るのも好き。役者だからかもしれないが…。
何を言っても伝わらない人には伝わらない
ひと言言っても伝わる人には伝わる 最後は諦めなんじゃないですか
でも、人間と関わりたい
松林屏風 魯山人が亡くなる5年前71歳の時に描かれた
片方の鳥がもう一方の鳥を寂しげに見ています
この絵は晩年の魯山人の心境では 梶川
左下の雀が魯山人 右上の小鳥は本当の美を理解できる友
本当に美を共有できる友と出会いたい という魯山人の気持ちが表現されている
人恋しい さみしい心情が表されている
76歳で亡くなった魯山人の最後の作品 織部蟹絵平鉢
晩年のポスターにもなった
「人皆直行 我独横行」魯山人 魯山人は直行ではなく横行の人 一番の近道
魯山人最期の言葉
「ただ一つだけ みんなに 分って欲しいことは
わしの人生は この世の中を
少しでも美しいものにしたいと思いながらも
歩んだ人生だという事だ」
社家:神社に仕える家
美によって神の存在に近づこうとする DNAがあったのではないか
魯山人を理解できる人がいるとは 他人に期待しないで欲しい 希林
静かに自分と向き合って欲しい 希林
希林女史が選ばれた魯山人の言葉
「人はいつ死んでも良いのである
人はこの世に生まれて来て
どれだけ仕事をしなければならぬと
きまったわけのものではない」
樹木希林女史の言葉
持って生まれたほころび 駄目な所を修繕しながら生きている
仕事に対しての執着はない 女優は生きていくための業(なりわい)
もし魯山人と結婚していたら つかず離れずいたい方です
向こうはお払い箱でしょうけど…。
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