リハビリの努力の効果春の色
心にはカルペディエムを春の朝(その日を摘め!今を生きよ!)
春うらら意地汚く過ごす時間
星朧縄文を詠む夢枕
再生と復活願う春の月
■NHK俳句 兼題「鳥の巣」
選者:堀田季何 レギュラー:庄司浩平 司会:柴田英嗣
年間テーマ「もっと俳句のコリをほぐします」
コリのお悩み 季語をうまくいかせない
花見:春の季語 イメージ喚起力をもった言葉
食事や酒を楽しむ 人が集まる 春の暖かい気候 桜を見る 外の解放感
①
町中が弁当楽しみ花見かな
(これこそ季語の説明になっている)
②
世の中は地獄の上の花見かな 一茶
「花見」という季語のイメージ喚起力をいかしている所がポイント
ツボポイント 季語を説明しない
小鳥:秋の季語 殆どが渡り鳥 逞しい
③
手にのせてはかなき青の小鳥かな
(はかなくない)
④
野に眠る小鳥の声を臍(へそ)に溜め 高野ムツオ
コスモス:秋の季語 外来植物 繁殖力旺盛
⑤
コスモスのやうなる恋や淡く消え
⑥
望郷や土塀コスモス咲き乱れ 星野立子
コスモスの本来のイメージに硬さや逞しさがマッチする
これらを学ぶためには「歳時記」
ツボポイント 季語をよく知る
・実践 春の季語 朝寝 春眠
春眠やペチペチ叩く父の頬 柴田
添削 ペチペチと嬰(やや)にしばかれ朝寝かな
春眠の窓に聞こえるすずめの子 庄司
添削 雀の子:春の季語
春眠の窓に賑やかすずめの子
纏め
①
季語の説明をしない ②季語をよく知る
・今週の兼題「鳥の巣」(春の季語)
特選六句の発表
鳥の巣に背伸びしてみる逢魔時(おうまがどき) 瑠璃
(逢魔時:黄昏時)
方程式鳥の巣材に差し上げる シュリ
鳥の巣のここが玄関ここが窓 坪田恭壱
👑 鳥の巣やゴドーがやってくる余感 石川夏山(かざん)
(ゴドーは本歌取り 戯曲「ゴドーを待ちながら」サミュエル・ベケット作)
👑 ある鳥の巣のある鳥の死に人の黙(もだ) あなぐまはる
(どうしようもない二面性の無常感と無力感 冷たく見ている視線との共存)
考えてゐる鳥の巣のはづし方 宇田川たけと
・柴田・庄司の歩み
小鳥は強い 柴田
歳時記をもっと開こう! 庄司
■NHK短歌 テーマ「旅を詠んでみよう」
選者:横山未来子 レギュラー:菊池銀河&横田真子 司会 ヒコロヒー
年間テーマ 入門コース「三十一音 次の扉へ」
鴨川の堰落つるみづひびきをり橋わたりゐるわれの耳まで
横山未来子「短歌研究」
誰もが知っている風景を詠むのではなく
自分なりの発見を歌にすることが大事
海超ゆる冬の嵐はびしびしとわが歯に当たる息吸いしとき
吉川宏志「鳥の見しもの」
海超ゆる冬の嵐はびしびしと一人受け立つパンイチの我
ヒコロヒー
五巻をいかして詠むことで歯にしみるような寒さが伝わってくる
飛行機の揺れつつ揺れのなかに食ふ切り身の魚の尻尾のあたり
永田和宏「わすれ貝」
ささやかなところに旅の醍醐味を描いているところが短歌
・入選六首 テーマ「旅」
連れてきたぬいと一緒に真っ暗な窓を見つめる地下鉄の吾子
雪風みなと
沖縄の訛り柔らか居酒屋の芭蕉夜目にも青く輝く
後楡(あとにれ)冬至
特選 私 猫が来て泊りの旅をしなくなり猫と見ている沖縄紀行
川村聡子(ふさこ)
旅先のエレベーターの張り紙に「ノー・ドリアン」と「ノー・スモーキング」
武田ふみ花
親指の腹で切符の角触る 旅に出ているまた夢の中だ
出井(でい)美恵子
液体を小さいボトルに詰め替えて明日飛ぶわたしを軽くしてゆく
工藤さえ
・菊池銀河&横田真子の歌人への道
「浅草」をテーマに歌を詠む!
我こそに福よ来れと笑い撒く鬼もはにかむ寄席の節分
菊池銀河 添削
人々に福よ来れと笑い撒く寄席の節分鬼もはにかむ
横山未来子
乙女たち拳に秘めた100円を木箱に放ち赤くほころぶ
横田真子 添削
乙女たち拳に秘めた百円を木箱に放ち紅くほころぶ
横山未来子
名歌鑑賞
浅草のきさらぎ寒きゆふまぐれ石灯籠(いしどうろう)にねむる雞(とり)
斎藤茂吉「ともしび」
・いちご摘み
君がため
春の野に出でて若菜つむ
我が衣手に雪は降りつつ
⇩
田中翠香(すいか)(好きな歌人 北原白秋)
第一歌集 パーフェクトワールド 角川書店
頑丈で扱いやすく替えがきく少年兵とカラシニコフは
初めて総合誌の賞に応募した作品も舞台がイラクだったり
同じ時代を生きている人たちの姿に ずっと昔から興味があったんですね
常に自分の中で問題意識を持ちながら作っていきたい
季節にあった春の歌から 始めて行ければなと思っています。
青空の動脈として伸びていく梅の枝から私への春
田中翆香
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