2026年4月11日土曜日

わたしの日々が、言葉になるまで 桜の魅力

体幹に自分軸すえ春を生く

陽春や今朝が遠くの日のごとく

口開けて昼寝する夫(つま)春の怪

欲張らず身の程を知る星朧

春の月強いだけでは勝てませぬ

 

■わたしの日々が、言葉になるまで 桜の魅力をい言葉にすると?

土居志央梨 朝井リョウ 小渕健太郎 劇団ひとり 桐山照史

 

土居志央梨 「虎に翼」「青天を衝け」細やかな感情表現で魅了

 

朝井リョウ 「何者」「桐島、部活やめるってよ」

「イン・ザ・メガチャーチ」「生殖記」 桜とはカロリーの高い単語

リアルで鋭い心理描写 時代特有の共感を得る作品

 

小渕健太郎(コブクロ) 細部まで計算された歌詞とメロディー 

多くの人に感動を与える 時間と共に会える 枝の持つ魅力 

 

なぜ心を奪われるのか? どんな感情が? 

私たちを惹きつける桜の魅力を言葉にすると?

人が集まる理由として桜を使っている(朝井)

コブクロの「桜」のモチーフは京都の円山公園(小渕) 小渕健太郎=桜博士

 

桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた一つ 涙と笑顔に消されてく

そしてまた大人になった 追いかけるだけの悲しみは 強く清らかな悲しみは

いつまでも変わることの無い 無くさないで 君の中に 咲く Love

作詞:小渕健太郎/黒田俊介「桜」

 

何十年、何百年の繰り返しにメッセージ

卒業の時に後輩が先輩に告白 後輩の思い 小渕

 

「桜」キレイ、美しい、切ない 小学生には衝撃的だった 土居

 

桜とはカロリーの高い単語 感情を投げ込める 

涙と笑顔が並んでいても不自然じゃない 桜のなせる業 

「強く清らかな悲しみ」も違和感なく心に入って来る 朝井

 

タイトルに「桜」がつく曲数 およそ640曲 スタッフ調べ

 

人気アーティストが表現した桜ソング

いきものがかり「SAKURA」青春時代を描いた桜の表現

さくら ひらひら 舞い降りて落ちて 揺れる 想いのたけを 抱きしめた

君と 春に 願いし あの夢は 今も見えているよ さくら舞い散る

いきものがかり(作詞:水野良樹)SAKURA

 

サザンオールスターズ 天災からの復興への思い「桜、ひらり」

桑田佳祐が描いた桜の表現
桜、希望に萌えて 今も匂ってきます ひらり 風に舞ってる

誰か未来へ言葉 うまく伝えて欲しい ゆらり 忘れえぬ面影 

柳暗花明(りゅうあんかめい)

サザンオールスターズ(作詞:桑田佳祐)「桜、ひらり」

 

桜の匂いっていう感覚はなかった 小渕 (私はあった)

「桜、ひらり」能登半島地震から円年となる2025年元日に配信 小渕

 

「君と」過去「誰か未来へ言葉」未来

託しているのは常に桜の季節に存在する

時系列でも言える 桜を背景に置くだけで10年前の思い出も

100年後の未来も隣同士 時系列を無にできる 共通言語である役割

共通言語としての強さを感じる 朝井

 

「桜が舞う」静ではなく動的 

「舞う」0でも100でもない間を表現できる言葉

舞い始めはPositiveなイメージ 

「舞い降りて」「舞い散る」100に近い終焉 朝井

 

言語化のヒント

「舞う」PositiveからNegativeまでの間のGradationを表現できる言葉

 

咲き終わった途端 誰も桜を見ない 桜の葉っぱは掌より大きい 

殆どあの時期にしか注目されないのが僕は切なくて好き 小渕

 

新海誠ワールドの原点 男女の時間と距離を描いた桜

「秒速5センチメートル」

満開の桜の木の下で交わした言葉

「ねえ 秒速5センチなんだって」

「えっ 何?」

「桜の花の落ちるスピード 秒速5センチメートル」

「ふうん アカリ そういうことよく知ってるよね」

「ふふん ねえ なんだか まるで 雪みたいじゃない?」

「そうかなー」「あっ」

「ねえ!まってよ!アカリ!」

「タカキくん 来年も一緒に桜 見れるといいね!」

 

実際、桜の花びらが落ちるスピードは秒速5センチではない!

*科学的根拠はありません

 

短くて遅いことを良しとしている 一般常識とは反対である

ゆっくり歩いて行こうよ ゆっくり恋が成就するといい

とこの子は思っているのかな? 小渕

科学的な表現の違和感 劇団ひとり

 

そのモノをその言葉を使わずにどう表現するか?試されるので

数学的要素 距離の遠い単語を持ってきて桜を説明するのがお洒落 朝井

 

美しいを使わずにどう伝えるか?苦心している。

心砕いている。書き手は…。名フレーズになる要素を秘めている。 朝井

 

直木賞作家が感じた桜とは?❝桜は○○のような花…❞

千早茜「透明な夜の香り」「桜の首飾り」「男ともだち」

千早茜著「ガーデン」 

桜の美しさそのものだけではなく 心情を桜に託した表現 

長くのびた桜の枝は 風が吹くたびにゆらゆらと揺れて、

泡のような花を散らした。なんだか心許ない。

実態がつかめない。桜は不安の代名詞のような花だと思う。

 

自分の心情によって全く見え方が変わる花 別れの時期でもあるし

新たなスタートの時期でもある 不安定になりがちな時期に咲く

自分の心を灯影してみる 土居

 

1年で1番感情が動く時に咲いているもの なんにでも嵌るのかな 桐山

泡の消えるスピード 桜が散るスピード 泡っぽい花といっても桜が出てくる

 

針金1本くらいの細さの枝 命の先端 枝先は今日を生きている

そこからまだ頑張ろうとしている 切ない・不安 

元には戻れないが 空間でまた重なることがある

会えなかった人と会えるように 時間と共に会える時が来る

枝の持つ魅力 小渕

 

小説の世界ではNegativeな感情を託す花 

梶井基次郎著「桜の樹の下には」「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」

桜は不気味 ソメイヨシノはクローン

ソメイヨシノ:挿し木や接ぎ木でしか増やせないため、

遺伝的に同じ性質をもったクローン ソメイヨシノ=スミス?()

花の表現をするときに周辺の言葉から取ってきたり 色で表現する事が多い

泡というだけで白を使わずに表現 時間的な短さを表現 朝井

 

貝殻のように白く光るのは

大方さっきの桜の花がこぼれたのであろう。

芥川龍之介「運」

 

御室(おむろ)の桜も、一目見たら、春の義理がすんだようなもんや。

川端康成「古都」

 

「古都」裁判にかけられる季節 春をやった 春の義理と表すのがかっこいい

夏楽しみましたか?海行った?旅行いたの? 夏裁判

夏は義務を感じる季節 朝井

 

桜は小説家にとってどんなモチーフ?

Positiveな感情よりもNegativeな感情を乗せやすい

頂点が一瞬過ぎて 前後を描きたくなるモノ

ピエロ 真っ赤な口紅 美しいものなんだけど怖さを感じる

 

言語化のヒント

美しいものを怖いシーンに入れるなどあえて真逆の意味合いで言葉を使う 朝井

逆張りだから❝美しい❞前提はある 土居

❝美しい❞を共有している強さ 朝井

 

恋愛小説で描く狂気の桜

「ノルウェイの森()」村上春樹著

春の闇の中の桜の花は、まるで皮膚を裂いてはじけ出てきた

(ただ)れた肉のように僕には見えた。

庭はそんな多くの肉の甘く重い腐臭に充ちていた。

 

桜側に意思がある より不気味さが強く表現されている

自分が病魔に侵されていく中で桜のように生命力のあるものが憎い 朝井

いろんな角度から創作している対象 劇団ひとり

 

お花見タイム!

写真から何を受け取り どんな表現を生み出す?

「花弁で視界が覆われるそれは棺の内側のようで」朝井

満開の桜に行く手を阻まれている様子を表現 桜は不気味

 

「桜が手をつなぐ 満開のアーチの下を」小渕

散ってくれる ちゃんと散ってくれる 34月乗り越えて次頑張っていこう

短い命のようで実は1年中頑張っている 見てもらえたらうれしいな

 

最後は桜側の発言でした 朝井

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