2022年1月31日月曜日

兼題「寒紅」

冬の朝紙とインクの匂ひ聞く
(2022年)大寒や変異に変化できぬまま
冬深し儚き命持て余し
電柱の寄り添ふ烏(からす)冬の風
田宮川上空旋回冬の鳥

NHK俳句 兼題「寒紅」
顧問 櫂未知子 部長 塚地武雅 部員 桜井紗季

宿題より
我が部屋に父のどてらが置ゐてあり   塚地武雅
添削 置いて(置きて)でよい
我が部屋に父のどてらが置いてあり

朝焼けに凛とたたずむ冬木立   いとうまい子
朝焼けは夏の季語 暁紅してはいかがか?
暁紅に凛とたたずむ冬木立

今回のお気に入り俳句
寒紅に恋の兆しをひとしずく   山上秋恵
寒紅やいつも真中(まなか)にゐる女   キートスばんじょうし

俳句 二歩目へ テーマ「素敵な色を見つけたい」
玄冬の川を見てゐることが旅   鳥居真里子

「四季には色がある」櫂未知子
春⇨青 青春
夏⇨朱 朱夏 
秋⇨白 白秋
冬⇨玄 玄冬
句の中に色を入れると鮮やかになり、景色が見えてくる。

俳句ドリル(一物仕立ていちぶつ)
寒鯉の◯◯◯◯◯◯◯△△△けり

寒鯉の跳ねし音のみ響きけり   塚地武雅
寒鯉の絵画の如くをりにけり   田中要次   
寒鯉の佐久より美味はなかりけり   いとうまい子
寒鯉の前に少女のとどまりぬ   マネージャー
添削後は赤字表記

0 件のコメント:

コメントを投稿