冬深む愛は石ころつまづいて
寒ざらへ奇跡追い越せ飛び越えろ
寒晴れや遊び心のある時間
春を待つずっと我慢の日々続く
冬銀河今夜は三つ見えました
ギュッと!四国 夏井いつきの俳句道場
兼題「雑煮」
◆ギュッと!特選
鰹(かつお)節にほふ雑煮の朝にゐる 亀田かつおぶし
◆放送で紹介された「秀作」
猫舌の子のお椀(わん)からつぐ雑煮 マレット
椀(わん)に入(い)る焼き餅じゅっと鳴く雑煮 梨西瓜
どんぶりでがっつく雑煮餅五つ 小藤たみよ
◆今月の添削
晴れの日の雑煮の中の静謐(せいひつ)や ピアニシモ
添削
晴れの日の雑煮や椀といふ静謐
雑煮好き餡(あん)が残りし鍋の底 戦後生まれZ
添削
餡雑煮の餡の残れる鍋の底
まず人参の花びらを美(は)し雑煮 たま
添削(新年の季語「雑煮」を先にもってくると「人参」の主張を少し押さえられる。)
雑煮美(は)しまず人参の花びらを
弱き歯の父に刻みし雑煮膳 加田紗智
添削(「し」は過去の助動詞なので、今、刻んでいるのであれば「刻める」)
○○○○〇父に刻める雑煮餅
私のお気に入り
この朝のしづけさが佳(よ)し雑煮食ふ かねつき走流
雑煮祝(ほ)ぐ四ヶ月目の病院食 げばげば
花かつを二つかみ盛る雑煮椀 じょいふるとしちゃん
山険し豆腐あふるる雑煮かな すずさん
削り節湯気にへらへら雑煮椀 どいつ薔芭
口論に勝ちたる妻の雑煮喰(く)ふ 加良太知
着弾は領海のそと雑煮食う 灰頭徨鴉
嫁ぎても慣れてたまるか餡(あん)雑煮 坐花酔月
家風など持たぬ二人や雑煮食(た)ぶ 彩汀
論客に芋茎雑煮は見つめられ 三泊みなと
海鮮の雑煮に引かれ再婚す 妹のりこ
雑煮より始まる父の母自慢 比々き
素敵な俳句との出会いNHK松山放送局様 ありがとうございました❣
勉強させてもらいました…。(禮❣)
参照:https://www.nhk.or.jp/matsuyama-blog/gyutto/haiku/
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