冬の朝茶葉を蒸らせんじっくりと
雪兎共鳴してもしなくても
探梅や魅かれあってもあわずとも
恋は塩いい塩梅を探す冬
NHK俳句 兼題「ラグビー」
選者 阪西敦子 ゲスト 大野均 司会 岸本葉子
冒頭の俳句
ラガーらの目に一瞬の空戻る 阪西敦子
季題あるがまま ラグビー
例題
ラガー等のそのかちうたのみじかけれ 横山白虹(はっこう)
(相手を思いやるスポーツならではの俳句)
ラグビーの多勢遅れて駆けり来る 山口誓子
(ボールを持ったものが主役のスポーツを詠んだ俳句)
今回のお気に入り
ラグビーのスクラム闇の潰しけり 久蔵久蔵
ラグビーの巨躯(きょく)しならせて芝を打つ ぐ
(重さとスピードが伝わってくる俳句)
ラグビーのパス心臓を投げるごと 酒谷百合子
(自分を犠牲にしてもボールは繋げるというスポーツならではの俳句。)
ラグビーの大きな匂ひとすれ違ふ 渡辺一成
季題アップデート
スクラム(900㎏の衝撃)やラインアウト(3m以上の高さ)に
ついて教えてもらえました。
印象に残った試合の紹介をしてくださいました。
ラグビーの天辺(てっぺん)にあり眼(まなこ)に球(きゅう) 阪西敦子
最後に大野均氏に教えてもらったことは…。
「冷静な目線を持つ。
冷静さが失われると人に迷惑をかける。
仲間の為!チームの為!が全て!」
制約の多い競技ラグビーで培われた精神論に触れた気がしました。
ラグビーは精神の競技であることも痛感しました。
大野均氏の深い俳句の詠みにも驚かされました。
文武両道の方だとお見受けしました。素晴らしかった!
0 件のコメント:
コメントを投稿