2021年12月2日木曜日

金子兜太の句と「火事」

小さき声氷の溶けるごと変化
寒昴芯まで冷えた洗い髪
冴ゆる星キアラスクーロの明と暗
満ち足りたゆえの不安と孤独かな(無季句)
冬の靄(もや)主従関係ありありと

夏井いつき俳句チャンネル より
【人生相談】人間関係を長く続けられない…ほどほどの関係からみんな離れていく

二階に漱石一階に子規秋の蜂   金子兜太

居心地のいい空間を作ったらいい!と組長!
知らず知らず私は実行していたような…。
嬉しい…。

一分季語ウンチク 火事

冬になると火事が多くなると言われています。
空気が乾燥することや冬になって火を使う機会が増える
それも火事の原因になっているようです。
昔からある火事なのですが案外、季語としては
古い季語を言う訳ではないようです。
歳時記のよると一茶の作った句の中に季語と、
「蚤(のみ)」とが混在しているような句があったりします。
当時は火事はまだ季語ではなかったということです。
因みに冬に多い火事ですが歴史に残る大火、
町中が焼失してしまうような大火は
むしろ春の嵐に煽られることによって
引き起こされることが多いようです。
冬!火事が多くなる季節ですが
火事には気をつけてまいりましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿