2021年12月11日土曜日

冬の信号待ちで一句

枯れた技術の水平思考寒昴
冬の景自然のままを生きて行く
エコに優れし鉄道小春日和
テスラの株価うなぎのぼりぞ冬北斗
茶道こそSDGs冬日向

プレバト纏め 2021年12月9日
冬の信号待ちで一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
冬ざれや交差点蹴る明け烏(からす)
(明け烏とは一夜の恋をした男女が朝方別れるさま。
 時間や情景が鮮明に描かれている。)

永世名人への道
藤本敏史
陸橋を渡れば熱を持つマスク
(マスク本来風邪の季語としてのリアリティーと
 現在のコロナ禍の扱われ方のリアリティーが詠まれていた。)

特待生昇格試験
皆藤愛子
オリオンと重機の湯気と土煙
(助詞「と」「の」「と」を選択したことで
 見事な映像化が出来ていた。
 オリオンという自然物と重機という人工物の対比。
 白い気体と土色の粒子との対比。
 言葉選びと語順が秀逸だった。)

1位 こがけん(おいでやすこが)
朝ロケの信号待ちに脱ぐコート
(きちんと配置されている。)

2位 YOU
口ずさむ歌もかじかむ赤信号
添削(「も」だと説明になっている。詠みてに想像を…。)
口ずさむ歌かじかむ赤信号

3位 ウルフアロン
信号待ち見えぬ相手に息白し
添削(中七に読者が想像できる言葉を…。「し」韻を踏んだ。)
試合近信号待ちの息白

4位 島崎遥香
交差点視線ぶつかり頬カイロ
添削(頬カイロでは季語としての力を発揮していない。弱い!)
交差点君の視線とぶつかる冬

次回のお題は「ヒートテック」

0 件のコメント:

コメントを投稿