2021年12月18日土曜日

ヒートテックで一句

冬ぬくし獅子ベジタリアンに非ず
熱燗や喜怒哀楽を肴にして
寒潮に見る黒の中の濃淡
鎌鼬(かまいたち)群れて自由を失いて
冬の朝雪見障子の竹の影

プレバト纏め 2021年12月16日
ヒーテックで一句

永世名人富美男のお手本
梅沢富美男
薄明り杜氏のすする粕の汁
添削(粕の汁は音数調整。季語が弱い。)
杜氏らのすする粕汁明けの星

永世名人への道
村上健志
冴ゆる夜やショウウインドウに黄の鞄

特待生昇格試験
北山宏光
衣装替え耳元爆ぜる静電気
添削(衣装替えは名詞か?動詞か?静電気は最近季語となりつつある。)
衣装替え耳元爆ぜる静電気

1位 トシ
着膨れてスープカレーの香りたつ
(着膨れないためのヒートテックではないのでしょうか?)

2位 ゆうちゃみ
落葉風渋谷を闊歩生脚で
添削
生脚の闊歩渋谷の落葉風

3位 徳光和夫
悴みがふと懐かしきティショット
添削
懐かしきものに悴むティショット

4位 原田龍二
着心地にあぁ身を捩(よじ)る冬麗(ふゆうらら)
添削
冬麗(とうれい)のごとし肌着の着心地は

次回のプレバトは2022年1月6日
2022年1月冬麗戦

初日冴ゆ着物の衿の紅椿   浅野ゆう子

寒明けや君の「お疲れさま。」の声   あんり

冬の朝チュロスを食べに映画館   嶋佐

カレーにトマト浮かぶ夏昼の鮮やかよ   村上

春寒し一人で座るカウンター   ミキ亜生

泥靴や頑張る君の夏近し   田辺

朧夜や四つ目のガム母まだか   福田麻貴

日盛りや母の二の腕は静謐   犬山紙子

子と昼寝顔に日よけのぐりとぐら   菊池桃子

ちびリュック中身はおむつ山笑う   本上まなみ

アイフォンに桜蘂降るハチ公前   石野真子

発表会シニヨン結ぶ春の朝   高橋克実

上京の春や深夜のユッケジャン   佐々木久美

リハ帰りのプラットホーム氷菓子   朝日奈央

扇風機持つ手甘噛む仔猫たち   中川翔子

やりくりも万策尽きて梅雨ごもり   加藤登紀子

濡れ鼠(ねずみ)せめてどこぞの喜雨であれ   伊集院光

住み込みの夜のケーキの苺かな   IKKO

十円のもやしで晩餐春を待つ   武尊

紅白帽脱いで焼き立て林檎パイ   小倉優子

鯖雲と無尽弁当販売所   星野真里

独立の夜やゴッホの星月夜   堀未央奈

殻破る閃閃秋の朝つれて   勝村政信

伊集院光さんと勝村政信さんは出場して欲しいなぁ~。
大好きな句です!こんな句が詠みたいです。

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