冬ざるる人それぞれの感じ方
渇筆や和紙を削りて金太郎(無季句)
掠筆(かっぴつ)で込めた思いの霜夜かな
越前麻紙の筆のにじみや冬ぬくし
冬日和(藤田)嗣治の白の影響か
種田山頭火の代表作
分け入っても分け入っても青い山
まっすぐな道でさみしい
どうしやうもないわたしが歩いてゐる
濁れる水の流れつつ澄む
窓あけて窓いっぱいの春
ごろりと草にふんどしかわいた
いつもつながれてほえるほかない犬です
あるがまま雑草として芽をふく
いつも一人で赤とんぼ
いつでも死ねる草が咲いたり実つたり
なければないでさくら咲きさくら散る
生死の中の雪ふりしきる
焼き捨てて日記の灰のこれだけか
辞世の句
もりもり盛りあがる雲へあゆむ
晩年の日記より
無駄に無駄を重ねたやうな一生だつた、
それに酒をたえず注いで、
そこから句が生まれたやうな一生だつた
種田山頭火の名言
理解のない人間に会うよりも、山を見、樹を眺め、
鳥を聞き、空を仰ぐ方がどのくらいうれしいかは、
知る人は知っている
https://ii-hon.com/tanedasantouka/ より
日に日に種田山頭火に惹かれていきます。
You-Tubeさんが紹介してくださったお陰です。
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