2021年12月19日日曜日

種田山頭火の代表作

冬ざるる人それぞれの感じ方
渇筆や和紙を削りて金太郎(無季句)
掠筆(かっぴつ)で込めた思いの霜夜かな
越前麻紙の筆のにじみや冬ぬくし
冬日和(藤田)嗣治の白の影響か 

種田山頭火の代表作

分け入っても分け入っても青い山
まっすぐな道でさみしい
どうしやうもないわたしが歩いてゐる
濁れる水の流れつつ澄む
窓あけて窓いっぱいの春
ごろりと草にふんどしかわいた
いつもつながれてほえるほかない犬です
あるがまま雑草として芽をふく
いつも一人で赤とんぼ
いつでも死ねる草が咲いたり実つたり
なければないでさくら咲きさくら散る
生死の中の雪ふりしきる

焼き捨てて日記の灰のこれだけか

辞世の句
もりもり盛りあがる雲へあゆむ

晩年の日記より
無駄に無駄を重ねたやうな一生だつた、
それに酒をたえず注いで、
そこから句が生まれたやうな一生だつた

種田山頭火の名言
理解のない人間に会うよりも、山を見、樹を眺め、
鳥を聞き、空を仰ぐ方がどのくらいうれしいかは、
知る人は知っている

https://ii-hon.com/tanedasantouka/ より

日に日に種田山頭火に惹かれていきます。
You-Tubeさんが紹介してくださったお陰です。

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