2020年11月6日金曜日

兼題「インバネス」

(筒井恭平氏に捧ぐ)秋に逝く ダイアナ・ロスと サザエさん
(中曽根康弘氏合同葬)菊薫る 忘れた頃の 葬儀かな
感嘆も 呼気オミックス 秋晴る
ため息が 呼気オミックス 秋麗
「シケ」現れん 鏡に顔に 秋湿り

NHK俳句 より
兼題は「インバネス」
令和の新星 今回は西村麒麟氏でした。

インバネス死後も時々浅草へ   西村麒麟
この句は
「インバネス戀(こい)のていおんやけどかな   八田木枯」
をイメージして詠んだそうです。
小澤實先生は永井荷風だと思ったそうです。

俳句を始めたきっかけは
「どうしようもないわたしが歩いてゐる   種田山頭火」
に、共感し興味を持ち始めたのだとか…。

小澤實先生が好きな句は、
へうたんの中に見事な山河あり   西村麒麟
だそうです。

小澤實先生の命名は「俳諧優遊派」と命名。
西村麒麟さんは「楽しんで読むことを大切にしています。
難しい言葉は使わず勝負しています。」と…。

今回も素敵な俳人のご紹介ありがとうございました!

今回の私のお気に入りの俳句は…。

インバネスの貫一よ足蹴はだめでせう   東京都足立区 門未知子
(太宰治を詠んだ2句)
パピナール依存斜陽インバネス   石川県白山市 酒谷百合子
インバネス纏ひロック座出る文士   東京都杉並区 林璋

想いが共感できるって素敵ですよね…。
今のスタイルを継続していこうと思いました。

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