2020年11月15日日曜日

文体と表記②

冬霞セピア色した地にポスト
雪原で鳴く孤高の烏ひとりぼち
冬の海濁りは沖へ流れけり
冬の浜一夜干されるウツボかな
日向ぼこ潮風受くるウツボかな

夏井いつき俳句チャンネルより
「文体と表記②」
表記の知識不足解消!

表記には現代仮名遣いである
「新かな」と「旧かな」があります。

今回も夏井いつき組長の好きな句の紹介がありました。

妻がて夜長を言う思   森澄雄
  ●      ●  ●    ● 4か所が旧仮名遣いです。
現代仮名遣いに直すと
妻がいて夜長を言えりそう思う となります。

旧仮名遣いの方が空気感が醸し出されます。
読む時の微妙な時間が作品の奥行となっています。
立ち止まることにより俳句に対して
立ち止まる時間とリンクします。

文体に関しては一句の中に
口語と文語が同居する可能性があります。
しかし、表記にはあり得ません。

11月15日(日)14:00 句会ライブがあります。
楽しみにしています。
私はまだデビューしていないので観戦で
参加することになると思いますが楽しみです。
句会の醍醐味を味わいたいと思っています。

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