冬の山雲間に消ゆる白き馬
山雲濤声(さんうんとうせい)苦難の僧に捧げをり(無季句)
山雲濤声仕掛けはホトトギス(無季句)
残照や生きる喜び冬日かな
夏井いつき俳句チャンネル より
新シリーズ「文体と表記①」は
文語と口語のニュアンスの違い!
文体には口語と文語があります。
喋り言葉と書き言葉の違いです。
組長の好きな口語の句の紹介がありました。
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの 池田澄子
文語で書いたら
じゃんけんで負けて蛍に生まれけり
と、なります。
楽しいような切ないような恐ろしいような独特の世界が、
文体になった瞬間に削がれてしまっています。
和尚さんの法話見たくなってしまっています。
桐一葉日当たりながら落ちにけり 高浜虚子
口語で書いたら
桐一葉日当たりながら落ちました
蹴りの詠嘆の表現にはなっていません。
口語にも文語にもそれぞれの効果があります。
使い分けが大切!と、纏めていらっしゃいました。
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