2020年6月22日月曜日

山内一也氏とウイルス

下山する 真竹の重さ ずっしりと
リュックから 真竹と糠よ 大鍋よ
掘りたての 真竹の香 ダイニング
柔らかき 真竹の繊維 歯間かな
細胞を 蘇らせん 真竹かな

「こころの時代」より
ゲストは山内一也氏でした。

ポリドナウイルスはカリヤコマユバチの
体内でしか増殖することができないウイルスです。
カリヤコマユバチはポリドナウイルスなしでは
子孫を残すことができません。
ポリドナウイルスはコマユバチの卵巣内に存在し、
卵がうみつけられる時にアワヨトウの体内に侵入します。
ポリドナウイルスが侵入したアワヨトウの幼虫は体内では、
免疫抑制タンパク質(ISP)という物質がたくさん作られます。
ISPは健康な幼虫の体内でもわずかながら生産され、
前述の細胞の反応が自分の細胞を
攻撃してしまうのを防いでいるものです。
ISPが大量に生産されると幼虫が異物を認識する感度は低下し、
卵に対して細胞の攻撃が働かなくなってしまうのです。
そして、コマユバチの卵は、アワヨトウから養分を
吸収しぬくぬくと体内で育っていきます。


山内一也著
「ウイルスの意味論 生命の定義を越えた存在」
に記された言葉です。

「慈悲深く万能の神が生きた芋虫の身体の中身を
餌にさせることをはっきり意図してヒメバチを
創造されたことに納得できません。」

山内一也氏が番組で述べられた言葉です。

「ウイルスは脅威ではあるが、敵対するものではない。」

「共生を考えるべき。
コロナはこうもりと1万年生きてきたのです。
存在が違います。」

「ヒトゲノムは4割がウイルスです。
人間の体と一体化しているのです。
区別がつけられません。
野生のウイルスコロナとの共存を認識すべきです。」

「生命の一年歴があるのですが、
地球ができたの46億年前です。
ウイルスは5月に誕生しています。
人間は大みそかの残り数秒で生まれたのです。」

凄い人をご紹介くださったNHKに感謝です。

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