鍛錬が 安定を生み 春に舞う
食べ過ぎぞ 策をあぐねん 浅き春
志 貰いたる帰路 木の芽買い
判決は 忖度されず 寒明ける
プレバト纏め 2019年2月7日
梅と公衆電話で一句
永世名人への道
藤本敏史
村営バス 逃して不意に 探梅行
↓(探梅行とは早咲きの梅を求めての山に出かけること。
村営バス 逃しひとりの 探梅行 (4音で自分らしさや状況が書ける。)
村営バス 逃してくてく 探梅行
特待生昇格試験
中田喜子
梅東風や 受話器の底に 母国あり
(意思のある言葉の選択。梅東風は春に吹く東の風。)
1位 馬場典子
大槌の 風の電話や 梅一輪
2位 武井壮
先陣の 交わるごとき 梅二色
↓(梅の花の遅速を「先陣」と言う比喩で表現。映像を鮮明に。)
先陣のごとし 白梅追い 紅梅
3位 三山ひろし
10円の 望郷流す 春の雷
↓(季語が持つ意味。春の雷とはかすかに鳴って止む雷)
10円の望郷 春の雷激し
10円の望郷 受話器置く 春雷
4位 熊谷真美
母想う 受話器の先の 梅の花
↓(想うは要注意!心情や場所に置き換える。)
母よ母よ(心情) 受話器の先の 梅の花
望郷や(場所) 受話器の先の 梅の花
5位 丘みどり
梅の香を 漂流電話で 天(そら)の母
↓
漂流電話 あらば母へと 梅の香を
来週のお題は「東京から見る富士山」
やはり俳句には詩心が要ったのですね。
風景をそのまま詠むのに詩心は
不要とばかり思っていました。
ポエム女子とか男子とか嘲笑しておられましたから…。
私は心を詠みたいんですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿