2019年2月2日土曜日

コンビニおでんで一句

(魯山人の人生)始めを書 書を終わりとす 節季かな
(魯山人の人生)母の愛 波の花とて 追い続け
(魯山人に寄せて)シャガールに 冬三日月は 表さず
冬深し ピカソを否定 魯山人
魯山人 美を追い求め 寒きびし

プレバト纏め 2019131
コンビニのおでんで一句

永世名人への道
東国原英夫
着ぶくれて 慰安婦像の 銅の髪
(着ぶくれが季語、客観的な描写だけで伝えている)

特待生昇格試験
岩永徹也
煮大根や 円周率の 崩るる音
(楽しい意外性)

1位 大和田獏
旅芝居 はねて今宵は 加賀おでん

2位 A.B.C-Z 河合郁人
空っぽの コンビニおでん 冬銀河

3位 若槻千夏
彼氏無し おでんが楽しみ からし無し
(段切れ、中八音、ダジャレの句を始めて褒めた)
彼氏無し おでんが楽しみ 辛子無し

4位 若村麻由美
ちくわぶ!と 背伸びし姪の 冬夜(とうや)かな
(動作を詠む)
「ちくわぶ!」と 真似て冬夜(ふゆよ)の 姪っ子は

5位 尼神インター・誠子
出汁多め ゆっくり歩く 冬の道
コンビニおでん 出汁たっぷりに 帰る道

来週のお題は「梅と公衆電話」

私は岩永徹也さんの俳句に魅了されました。
夏井いつき先生のお好みではないようですが
今後、この方向しか独自性はないように思います。
今はこの句をすぐに理解はできる人は少ない
とは思いますが、意外とこの分野に強い人が
今後、俳句を牽引してくださるかもです。
オタク部門が広がりを見せて
くれるような気がしてなりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿