2019年2月23日土曜日

春のベランダで一句

土手で咲く 花がベランダ 春の香
嗅覚に 春を知らせる 苺かな
目を閉じて 深呼吸して 百千鳥(ももちどり)
ベランダで 存在示す 菫かな 
梅の香や 舞い降り我を 包み込み

プレバト纏め 2019221

春のベランダで一句

特待生昇格試験
永世名人への道
東国原英夫
尾畠氏の 片す瓦礫や 薄氷(うすごおり)
↓(こういう時こそ前書きを!)
(スーパーボランティア尾畠氏)薄氷(うすらい)や 片して 幾千の瓦礫 

梅沢富美男
水やりは シジミ蝶 起こさぬように
(蜆では重い、ひらがなでは読みにくい!
 切れのない型と破調の是非、優しい余白が生まれている)

1位 ABC-Z 河合郁人
真っ白な 手縫い雑巾 チューリップ
(この季語を選んだセンス、真っ白と色とりどりの対比、
 人物をどこにも書いていないが句の奥に見える
 俳句はこれで良い!)

2位 田山涼成
北窓開き 水やりの スクワット
↓(北窓開くは春の季語、春になって冬の間締め切っていた北側の窓を開く
  意外性と楽しさがある、五七五で軽やかに)
北窓を 開き水やり スクワット

3位 篠田麻里子
蝋梅や 米寿の鼻腔 蕩かさん
↓(手慣れている)
祖母米寿 鼻腔を蕩かせる 蝋梅

4位 相田翔子
ミツバチが ジョウロ持つ手で ひとやすみ
↓(明確な意図のない場合は漢字で書く
  カタカナ書きは止める)
ジョウロ持つ 手に蜜蜂の とまる朝

5位 ガレッジセール・ゴリ
柵越しに 行き交う人へ 春告げる
↓(具体的に映像化する
  映像と匂いのイメージが出てくる)
柵越しに 春告げる花 香らせて

来週のお題は「ひな祭り」

私は想像力欠落なのでしょうか?
知識?勉強?不足なのでしょうか?
今週、先週の1位の句は解りません。
瀬戸内寂聴女史の俳句にも通じるものが…。
「それで?」と思う私がいます。

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