2018年8月18日土曜日

帰省ラッシュの写真で一句

プレバト纏め 2018年8月16日

帰省ラッシュの写真で一句

1位 柴田理恵
降り立ちて 夜のしじまに あいの風

2位 光浦靖子
カナブンに 撃たれて起きる 郷の駅
↓(「て」のゆるみに注意。)
カナブンに 撃たれ目の覚(さ)む 郷の駅

3位 草刈民代
江戸ッ子の 帰る故郷 夏祭り
↓(平仮名の方が綺麗。「この」で臨場感が出る。)
江戸ッ子の ふるさとは この夏祭り

4位 中川翔子
高速の 停滞彩る 花火の音
↓(音が彩るには詩の欠片がある)
停滞の 窓を彩る 花火の音
↓(彩るが説明臭いと言われないでもない。
  音の聞こえない映像。)
停滞の 窓に花火の 音ひらく

5位 山口真由
神ほとけ モアイケルトや 墓まゐり
モアイ像 並ぶ霊園 墓参り

特待生昇格試験

立川志らく
啄木の 顔して帰る 盆休み
↓(人選が巧み。無心とは無邪気と
  もう一つの意味は人に金を強請る借金魔を表現。)
啄木の顔し 盆休みの 無心

Kis-My-Ft2 千賀健永
藍を着る 祖母の端居(はしい)や 鐘の声
↓(端居とは夏の季語で風通しの良い縁側に出ること。
  鐘が古くさい!自分の体験実感を詠めば
  それがかけがえのないオリジナリティとリアリティとなる。)
藍を着る 祖母の端居や 夕の声

次回のお題は「夏休みの終わり」

帰省ラッシュの頃は秋ではないかと思うのですが・・・。
なぜか夏の季語で詠まれていました。
この事に関しても番組中一言あっても良かったのでは・・・?
もう少し温かい心を持って番組創りをして欲しいと思いました。
俳句に全く興味のない人の出演も不快です。
上手下手ではなく俳句愛のある人のご出演に期待しています。
器用とか頭だけで詠む人にも違和感を感じています。

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