刃の下の人差し指のアカマツリ
夏の日や解読できぬSpam来し
松茂へようこそ飛来コアジサシ
コアジサシ雄から雌へ渡す餌
夏草やすくすく今日も伸びやかに
■日曜美術館より
オディオン・ルドン(1840-1916)
子どものとき、私はくらがりが好きでした。
厚いカーテンの下や、家の暗い片すみや
いろいろな遊びをする部屋などに身を潜ませると
不思議な深い喜びを味わったことを覚えています。
そして外に出、野原へ行くと空が私に対して
なんという幻惑的な力をふるったことでしょう。
「芸術家の打ち明け話」より
何ものも黒を汚すことはできない。
黒は目を喜ばせないし いかなる官能も呼びおこさない
しかしそれは パレットやプリズムの美しい色彩よりも
はるかに優れた精神の代理人なのである。
「私自身に」より
■夏井いつき俳句チャンネル
【花守会】自己紹介で一句!優秀句は?
桜あふれて名前にも瀬音にも 桜井教人
葉桜や吐きいってもう吸うしかない ほづみ天鈴
春のみづ安堵の色となれるやう 叶安
花びらを受け座布団を受けとって みかり
クレープの蜂蜜ひかる麦の秋 麦野光
口数のすくなきひとのため菜飯 川又夕
ダンボールの車にねこの日なたぼこ 若狭早
人見知りなので香らぬフリージア 香雪蘭
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「軽鳬(かるがも)の子」
軽鳬の子とこの4音で読みます
鳬(かも)の字も難しい字 普段あまり見かけない字になっています
似た季語として「鴨の子」も別の季語として存在しています
鴨の子と軽鳬 この品種として軽鳬の方が独立して
こっちの季語になっているわけです 鴨の子と軽鳬の子を
見た目で比較した時に軽鳬の子の方が若干黄色がかっている
というところに特徴があるそうです
勿論日本で見られる鴨の種類としては軽鳬が多いので
軽鳬の子=鴨の子 みたいなところはあるんだけど
この「軽鳬の子」とした時の音の響きの違い
そんなものを意識してみると「鴨の子」とは違った味わいが
出せるのかもしれないですね
■べらぼう~蔦重永華乃夢咄~蝦夷桜上野屁音
狂歌読み蔦の兄さん儲かればわっちの身請けも近づきんす
誰が袖のからまる蔦や商ひの伸びる葉末に黄金花咲く
飯粒の二つ付きたるへらならんベラ棒立ちでなすすべも無し
わすれんとかねて祈りし紙入れのなどさらさらに人の恋しき
たった今わかれてきたの里ちかく目にちらつける朝顔の花
み心につゆもたがはず正直におそばを去らず長きよゝまで
今日出んと(京伝と)女にもてぬと焦りける人の褌(ふんどし)ちょいと拝借
四方の赤酔った目利きが品定め岡目八目囲碁に謝れ
気散じと(喜三二と)名乗らばまずは根詰めろ詰めるも散らすも吉原の閨(ねや)
七へ八へへをこき井出の山吹のみのひとつだに出ぬぞきよけれ
芋を食ひ屁をひるならぬ夜の旅雲間の月をすかしてぞ見る
芋の腹こき出でてみれば大筒の響きにまがふ屁い(兵)の勢ひ
私感
今までずっと拝見してきて最高の回でした。
ストーリー的にも表現手法も…。しかし…。
口籠っている台詞が今回も多かったような気がします。
もう少し明確に台詞は口にして欲しく思います。
聞き取り不能な台詞が多すぎると、正確に物語が把握できません。
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