2025年6月3日火曜日

わたしの日々が、言葉になるまで⑧村田沙耶香 橋口洋平

谷川俊太郎さんお別れ会

存在の無言の光夏の星

夏の月独りぽっちで生まれ消ゆ

瞬間を重ね重ねて走馬灯

柔らかく静かに光り夏を逝く

俊ちゃんは遠い親戚明急ぐ(阿川佐和子)

 

■わたしの日々が、言葉になるまで⑧

劇団ひとり 桐山照史 橋口洋平 八木莉可子 村田沙耶香

言葉のプロ直伝!言語化のヒントぎゅぎゅっと詰め合わせスペシャル

 

いい点はセンス・価値観を見定められる 橋口

「なつかしい」うれしい+心細い 八木

脳内麻薬っぽいような オレンジジュースでなれますか? 村田

 

最初のテーマは「おいしいに変わる言葉」

そのふっくらジューシーな見た目と、

違わぬ食感が口の中に訪れると、

思わず歓声を上げてしまう。

続いて三人の歓声も上がる。

ふるんふるん!これふるんふるんですよ!

思わず声を上げて蟹を指さしてしまう。

金原ひとみ「ナチュラルチキンボーン」

 

言語化のヒント

擬態語はわざと少しずらすと表現の幅が広がる

 

続いて「褒め言葉」

いくら困難があってもいいじゃないか 

どんな漫画でも一番のピンチから這い上がるヤツが主人公だ 

間違いなく今日は君の物語だった カッコ良かったぞリリサ

 

最後は「青春」

青春の病に侵され 儚いものばかり求めて

いつの日か粉になって散るだけ

青春はどどめ色 青春にサヨナラを

 

実体のないものに対する儚さ 

青春は振り返って当てはめるもの 橋口

 

青春は脳内麻薬 オレンジジュースであんなに楽しくなれますか 村田

 

どどめとは「熟した桑の実」を指す言葉

どどめ色は「暗い赤むらさき色」という意味

 

村田沙耶香 小説「しろいろの街の、その骨の体温の」より

若葉ちゃんは白いカーディガンを羽織っていて、

その下の水色のワンピースは、

首元と袖に白いビーズが列になっている。

 

言語化のヒント

「どんな色を見ているか」で主人公の心象を表す

 

スペシャル特別企画

世界のひみつを守った代償 橋口

悔しい気持ちがある うん…それだけで大丈夫‼ 桐山

ここは耐えて「え?俺~」と言う準備はしておく 劇団ひとり

手をあげていいことなんてひとつもない 劇団ひとり

 

■夏井いつき俳句チャンネル

【花守会】誰の自己紹介句か当てます!【2025

 

突然の辞令はなくて春の風   あみま

春の日やオレのヒロコのローランド   渥美こぶこ

風光る留袖チアの腕高く   窪田ゆふ

永き日や診療だけが吾の仕事   竜退治の騎士

いつまでも弩級凡人瀬戸の春   木村弩凡

明日葉や俳句部()部長   打楽器

サイネリア枯らし母歴十七年   ほしのあお

花時や展示ガイドをはじめます   マレット

蹠へ吸いついてくる踏み絵かな   櫂

花曇釣りと俳句と大相撲   大五郎

うららかや夢見るおばあで何が悪い   空子

夏の空トイレで会って三年目   山尾家水タマリ

桜あふれて名前にも瀬音にも   桜井教人

こひすれば衣に春の雨しきり   恋衣

初桜ひとりで切符買えました   あねご

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「心太(ところてん)

 

夏の涼味を感じる食べ物として昔から愛されています

天草を干したものをよく洗って その間に入った

砂や小石とかを取り出していくんですね その後

煮出したものを漉して固めて そして食べるというものに

なるのですが 地域によって食べ方も様々で 

酢味噌みたいなものや酢醤油とか そういったものを

つけて食べる例もあれば 蜜、黒蜜とかをかけて

甘くして食べるということもあるようです

心に太いと書いて「ところてん」なのですが

なんでそういう名前になったかという事に関しては

諸説あるようです 昔天草のことを心太(こころぶと)といった

その呼び名が訛っていくうちに「心太」になっていったとか

他にも調べたら色んな説が出てきました

色んなそういうものを調べてみるのも楽しいですよ

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