2021年5月8日土曜日

昼寝で一句

(歌麿に捧ぐ)江戸の夏おきた、豊ひな、おひさをり
陰影が在りて人生夏の雲
省亭のグラデーションや牡丹咲く
省亭の描く奥行き山雀(やまがら)よ
夏の鳥魅せる動きよ省亭よ

プレバト纏め 2021年5月6日
昼寝で一句

永世名人 富美男のお手本
縦横に斜めに子らの昼寝かな   梅沢富美男
添削(大切な情報が足りていない。)
子ら三人昼寝縦横斜め逆
園児らの昼寝縦横斜め逆

永世名人への道
若葉風寝言は母国語の庭師   村上健志
添削(季語に対して配慮が足りない。
   言葉には質量があり、「若葉風」に対して
   「寝言」「母国語」「庭師」が重くなっている。)
母国語の寝言庭師へ若葉風

1位 菊池桃子
子と昼寝顔に日よけのぐりとぐら

2位 宮田俊哉
眠る間にラムネの結露本濡らす
添削(「結露」「濡らす」の重複。
   「眠る間に」の上五「に」が散文的な語順。
   眠る間にを名詞にするだけで良い。)
うたた寝の本をラムネに濡らしけり

3位 大友康平
図書館でうたた寝嬉し夏休み
添削(「嬉し」は要らない。
   この3音を回想と解るようにすると良い。)
図書館でうたた寝遠き夏休み

4位 おいでやす小田
目を閉じてほんの少しの夏休み
添削(自己満足系の才能ナシというタイプの句。)
昼寝少し怒涛の日々に立ち向かう

5位 東野絢香
若楓台本抱きし揺れる隈
添削(17音に盛るには材料が多すぎる。)
台本を抱いて車窓の若楓

村上健志さんが本を出版されたとか…。
「フルーツポンチ村上健志の俳句修行」
帯には俵万智女史と又吉直樹氏が推薦文を記しておられます。
おっちゃんを抜いちゃいました…。わぉ!

来週のお題は「シューズ売り場」

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