石積みの里を守りて夏独り
高開(たかがい)に嫁ぎて夏を耕さん
滴りや興味の持てる個性あり
想いなき写生写実に興味なし
夏井いつき俳句チャンネル より
【人生相談】嫁の飯がまずいあなたへ
無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ 橋本夢道
橋本夢道(1903年4月11日‐1974年10月9日)
徳島県出身の俳人。本名 橋本淳一
自由律の俳人として知られ、プロレタリア
俳句運動の中心人物の一人として活動した。
この句は戦後2年頃に詠まれた句です。
戦時中、戦後食べ物が本当にない時期に
この無礼なる妻は何とか家族のお腹を
満たしたい、栄養のバランスをとってあげたい!
そういう思いで工夫するものが、
馬鹿げたものになっていくわけです。
夢道さんの奥さんに対する愛情みたいなのが
逆に伝わってきませんか。
手を合わせ嫁の飯を食べましょう。
でした…。
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