2021年5月25日火曜日

バリー・ジュール・コレクション

夏柳見えない風に身を任せ
雨宿りしとどの燕きょろきょろと
上流へ銀鱗うねらせて稚鮎
若鮎やきらり水面を遡上せん
頬っ被り山茶摘む手に日焼け止め

日曜美術館 
「フランシス・ベーコンの秘密
バリー・ジュール・コレクション」より

20世紀で最も重要な画家の1人と称される
フランシス・ベーコン(1909〜1992)はまた、
数々の伝説と謎に包まれた最も難解な画家でもある。

番組の中ではフランシス・ベーコンの
言葉が紹介されていました。
「絵画が暴力的なのでない。
 生こそが暴力的なのだ。」
「神経組織に直接
 痛烈に作用する絵画だ。」
「描いているときは誰にも会いたくない。
 たとえそれがモデルでもね。」

「タブロー」とは完成された絵画作品のこと!

番組では肉声が公開されていました。

彼(ミシェル・レリス)はシュルレアリスムに
興味はあったけれど運動には参加しなかったんだ。
アンドレ・ブルトンとシュルレアリスムの人たちを
全て知っていたけどね。
ブルトンは虚栄心が強くて
とても気難しい男だと教えてくれた。
ピカソもシュルレアリスムには参加しなかったんだ。
彼らはピカソを連れ込もうとしたが、
彼は決して参加しなかったね。
参加すべきことになっている
クラブみたいなものだけどね。
ジャコメティは参加したけどその後
サルトルと格闘のケンカになって離れたんだ。
ジャコメティがここ(ベーコンのアトリエ)に来た時
そう言っていたよ。
私たちはとても仲良くなったんだ。
実を言うと彼はジョージをとても好きだったんだ。
(ジュール)ジョージ・ダイア―(ベーコンの恋人)だね。
(ジュール)ジャコメティは
そっち(同性愛)ではなかったよね?
どうだろうね。
ジャコメティはジョージが本当に好きなのさ。
ジョージがロンドンイーストエンドの
本当の労働者階級の出だからだ。
沢山の魅力と長所があったよ。
ジャコメティが私に行ったことを
正確にそのまま言うとね
「僕は彼の言葉で英語で思いを伝えたいんだ。」
「僕はロンドンに移り住み同性愛者になるべきなんだ。」
この話をフランス人にしたらフランス語で
「ロンドンに行かなくても同性愛者になれるのに」
(ジュール)面白い話だね。
ああそうだね。

以上でした。

フランシス・ベーコンが最後に愛した
「ホセ」についても触れていました。

フランシス・ベーコンの描いた映画
愛の悪魔 フランシス・ベイコンの歪んだ肖像
が、見たくなりました。
https://eiga.com/movie/41796/

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