燈台のたたずむ深山夏来る
夏の風彫刻された山の神
過疎の夏合祀を選び墓じまい
香り立つ祠並びて夏の山
夏の寺急こう配の杉林
NHK短歌 題「ライバル・宿敵」
凹まされねじ伏せられて今日もまた挑みたくなる父の歌集に
佐佐木頼綱
今回のお気に入り
かけっこで一番だった親友が一足先に覗く天国
東京都大田区 今井遼
ライバルも味方もいないあの人のカーテンのない西向きの部屋
東京都西東京市 和田直樹
ひとすじに的を見さだめ引きしぼり放つ間際の宿敵は我
兵庫県上郡町 榎本晃治
白線を蹴りて大きく跳ね上がる地の重力をライバルにして
鳥取県琴浦町 中本久美子
スポーツと日常
コンマ一秒差で勝てど涙して抱き合うお前をライバルと呼ぶ
河合純一
康介さんと幾度と競ってここに来たロンドン五輪特別区、晴れ
佐佐木頼綱
ライバルの隣に並び我を引く喜びの中光を目指す
星野真理子&カン・カンナ
(添削 喜びの中を一かき一蹴りor一かき一伸び にするとよい。)
0 件のコメント:
コメントを投稿