2021年5月5日水曜日

兼題「葉桜」

木洩れ日の中で溜息畦(あぜ)青む
立ち止まり心で激写春の花
春更けてフリーランスとノマドあり
ディスダンス流行る予感が春暑し
直立で意識遠のく目借り時

NHK俳句 兼題「葉桜」
葉桜や白さ違へて塩・砂糖   片山由美子

気象用語からも季語になったものがあります。
春一番、菜種梅雨、熱帯夜など…。
霾(つちふる)は黄砂のこと。
昔の人と同じ季節感を持っている。と石原正純さん。

見直し「俳句の常識」季重なり
一つの季語を主役に置くと良い。
女郎花(おみなえし)少しはなれて男郎花(おとこえし) 星野立子

今回のお気に入りの俳句
葉桜や運転席にとる仮眠 神奈川県大和市 佐藤直哉
葉桜のささやきの下バスを待つ 神奈川県 広田棑
葉桜となり借景に紛れけり 宮崎県西都市 児玉健二

武井壮さんが季重なりに挑戦!
夏向きの透かしの皿の蕨餅   武井壮
添削
涼しげな透かし皿の葛桜 

山肌に黒南風刻む雲の波   石原良純

石原良純さんは俳句を詠むのは
初めてではないみたいで驚きました。

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