2021年2月20日土曜日

春光戦予選A・B

犬の背は陽射しのにおい春の夜
春薄暮(はくぼ)たわむリードと老いた犬
春茜レトロを風が吹き抜けん
春夕焼レトロ纏いてあるがまま
意のままに進まぬ日々や春はやち

プレバト纏め 2021年2月18日
春のタイトル戦「春光戦」予選A・Bブロック
ウニの軍艦巻きで一句 

評価のポイントは季語を主役に
立てる工夫ができているか否か?

Aブロック
1位 藤本敏史
流星群いくつか海に墜ちて海胆

2位 村上健志
海苔篊(ひび)の等間隔に暮れかかる

3位 千賀健永
鈍(にび)色の漁船ふちどる春北斗
添削
鈍色の漁船よ青き春北斗

4位 北山宏光
花板に握らるる雲丹淋漓(りんり)たり
添削
雲丹淋漓たり花板のあざやかに

5位 馬場典子
一貫の海胆縄文と令和を繋ぐ
添削
海香る縄文の海胆令和の海胆

Bブロック
1位 皆藤愛子
休業と手書き格子戸に春塵
添削
休業とあり春塵の格子戸に

2位 中田喜子
艶めきて海胆握る指和(な)ぎのごと
添削
和ぎのごと海胆艶やかに握る指

3位 筒井真理子
海苔一帖(じょう)等間隔に刻みて春
添削
海苔刻む等間隔の音や春

4位 武田鉄矢
ウニ二貫お先にどうぞと古女房
添削(映像ではなくストーリーを描こうとしている。)
「お先にどうぞ」と女房分け合ふ海胆二貫

5位 篠田麻里子
春の闇洗う寿司桶荼毘(だび)し祖母
添削
寿司桶洗う祖母を荼毘せし夜の春

今回の添削には大いなる疑問でした。

来週のお題は「きのこの山とたけのこの里」
今までにはないお題!どんな句に出会えるのでしょうか?

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