2021年2月18日木曜日

正岡子規の俳句

冴返る秒針照らす月灯り 
春の啄木鳥(きつつき)本能による拷問
右肩上がりのコロナ予算ようず
焦がれつつなお惑わされ春の情
霾(つちふる)や正義と虐め紙一重

夏井いつき俳句チャンネル より
正岡子規の2月の句を紹介

蒲公英やローンテニスの線の外   正岡子規
(「や」って言うのは「おー!」と強めるような
 そんなニュアンスがある。)

蝶飛ブヤアダムモイブモ裸也   正岡子規
(明治35年亡くなる前年に詠んだ句。)

君を待つ蛤鍋や春の雪   正岡子規
(「蛤」と「春の雪」が季重なり
 詩歌の世界では「君」「あなた」は恋愛対象。
 「春の雪」を主役にするために
 「蛤鍋」と詠嘆「や」が使われた。)

馬ほくほく椿をくぐり桃をぬけ   正岡子規
(「椿」と「桃」が季重なり。
 畳みかけた動詞「くぐり」と「ぬけ」が破綻していない。)

自分が感動した場所を精査していくうちに行き着く。
そうしたら素直に表現するしかない。
俳句は人の評価の為に作るんじゃなくて、
自分の「良かった」「うっとり」とか
「すげー」とか、それを表現したいわけです。
人がどう言おうとまずは作りたいように作る!
ただその時に大事なのは
「技術がないくせに開き直ってはいけない。」
ここだけです。と夏井いつき組長!

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