錦鶏菊(きんけいぎく)よ自生地を見つけたり
海陽町の錦鶏菊よ脈々と
錦鶏菊こっそり子孫育まん
錦鶏菊仲間と競い陽に向かい
風と呼応錦鶏菊のダンスかな
NHK俳句 兼題「秋彼岸」
選者 片山由美子 ゲスト 齋藤孝 司会 武井壮
冒頭句
飛ぶ鳥の影くつきりと秋彼岸 片山由美子
齋藤孝さんの思い出の俳句
秋刀魚焼く匂の底へ日は落ちぬ 加藤楸邨
見直し俳句の常識
切れのない句
昼寝するつもりがケーキ焼くことに 稲畑汀子
この切れのない句〇or×
×一本のたうもろこしを分け合いひて
(緩急がない 一本のたうもろこしを分け合ひぬ)
〇ひと雨のあとの残暑のことのほか
(片山由美子さんの句、残暑の不快感を「ことのほか」で表現。)
×新涼の床をかがやくまで磨き
(新涼や床をかがやくまで磨き)
新涼や図書館の灯は影生まず 片山由美子
良い句そうでない句の見分け方は…。
体に定型五七五が染みついてなくてはいけない。
すると瞬時に考えなくても判断ができる。
今回のお気に入り
蕎麦すすり波郷の墓へ秋彼岸 七木田清助
(石田波郷の墓は調布市の蕎麦で有名な深大寺にあるので…。)
人影の濃くなりにけり秋彼岸 松久茂嘉
潮先のぐんと寄せくる秋彼岸 清水道彌
妻に問ふ亡母の好み秋彼岸 岡田安弘
切れのない俳句に挑戦
×汁も実も香も色すらも甘き桃 武井壮
(切れていない。桃を最後にしない方がよい。)
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