2021年3月28日日曜日

ハリー・ハーロウの研究

哀れこそ愛おしく春の啄木鳥(きつつき)
土匂う哀れ楽しむ人がをり
たんぽぽや闇のなかのご先祖さま
春の空ご先祖さまの支えあり
春の海ご先祖さまになれなくて

フランケンシュタインの誘惑 
愛と絶望の心理学実験より

私がずっと思っていたことが
心理学者 ハリー・ハーロウによって
実証されていたことを知りました。
嬉しかった…。私は正しかった…。

ハリー・ハーロウが情熱を傾けたのは
母親に対する子供の愛でした。

私はどんな時でも子供には優しく
包み込んであげなくてはいけないと思っています。
余命幾ばくもない時にこそ、
厳しく接するのは良くないと思っています。
どうしようもない感情を
子供にぶつけるだなんて言語道断。

私のジャズダンスの生徒さんの母親が
お嬢さんに厳しいしつけをしていたのです。
多分、自分の死後、子供に確り生きて行って欲しい!
との願いから、あのような言動、
行動をとっていたのでしょう。
私は余命のことは知らずに
何度か注意したことがありました。

遂にお別れの日が来た時です。
お嬢さんは涙ひとつ流さず、
平然と立っておられました。
たぶん心のなかでは清々していたのでは…?
心の声を聞いてしまったような気がしました。

このことは、ハリー・ハーロウが
すでに実証していたのです。
知っていたならあの時もっと強く
主張してあげれば良かった…。
きっとあのお嬢さんは母親への憎悪から
今も母親を許していないと思います。
可哀想でなりません。

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