2021年3月13日土曜日

井原西鶴の言葉

春怒涛心の準備なきままに
うららけしぴ~ひゃらひゃらと春の鳶
北帰行第一陣の羽ばたかん
永き日の頑固の中のおかしみや
春の空カラムクドリのすまし顔

知恵泉 より
井原西鶴が妻と三人の子どもに先立たれた時の言葉。

「一人も三人も亡くなると
 しまいには鬼のような心になって
 他人の不幸に対しても薄情になる。」

西鶴が最後に辿り着いた言葉は「哀れも又おかし」

「世間胸算用」を書き終え二年後亡くなられたそうです。

辞世の句は「浮世の月見過ごしにけり末二年」

最後までPositiveを旨とした西鶴!
最高にかっこ良いです。

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