2020年7月29日水曜日

箱釣で一句

梅雨あがる 浅黄(うすき)を守る 人のをり
亡き夫(つま)の 植えた桜は 宝物
マリーゴールド 雇ってむなし 夏畑
(源氏物語)幾重にも 仕掛け尽くしの 夏の宴 
(源氏物語)夏の夕 なぞを秘めたる 王朝美

俳句さく咲く!より
「箱釣」で一句
「箱釣」とは金魚すくいのこと。夏の季語。

箱釣の 風を掬ふと いふことも   櫂未知子

破れても 破れざりけり 箱釣かな   塚地武雅
(切字は一つにする。句またがりにするとよい。)
箱釣の 破れても 破れざりけり

箱釣の 心地好()き音や 息上がる   櫻井紗季

息とめて のぞむ箱釣 湧く歓喜   いとうまい子
(言い過ぎ。入れ過ぎ。)
箱釣の 途中歓声 上がりけり

ひさかたの 箱釣無敵 踊る升   田中要次
(言い過ぎ。
「ひさかた」は天に関係のあるものにかかる枕詞。
月、星、光、雨、雲、雪など。)

蕎麦頼み 来るまで眺む 金魚鉢   塚地武雅
(動詞が多すぎる。口語を使うと面白い。)
蕎麦の来るまで 眺めよう 金魚鉢

いくら番組だからと言っても、
言い過ぎではないか?と思っていました。
今回のいとうまい子さんの涙で確信しました。
出演者も教える側も納得済みだと
思っていましたが、そうではなかったのですね。
虐めに感じていたのは私だけではなかったのでは…?
公共の電波を使っての虐待は止めて欲しいものです。

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